院長ブログ

むくみ解消の整体|原因や対策をリンパケアを得意とする整体サロンINUIが解説

こんにちは。新大阪・西中島南方エリアの整体院、整体サロンINUI 代表の乾です。

私は18歳で整体業界に入ってから12年以上、顔や身体のむくみ改善を行なう施術現場に携わってきました。

今回の記事では、慢性症状専門の整体師である私の経験をもとに、むくみの原因や当院でのむくみ解消の整体についてお話ししていきたいと思います。

むくみの症状について

むくみでお悩みの方がよく訴える症状についてご紹介していきます。

臨床でよくあるのが、

  • 顔や身体がむくみやすい
  • 仕事終わりに足もとがすごくむくんでいる
  • お酒や塩分を摂取すると必ずむくむ
  • 着圧ソックスが手放せない
  • 着圧ソックスを履いてもむくみが取れにくい
  • マッサージをしてもむくみが改善されない
  • いつもむくんでいるのでむくんでいない時が分からない
  • 靴下の跡がくっきり付きやすい、跡が消えにくい
  • 写真写りが気になる


などの症状です。

皆さんにお伺いしていると、減塩や運動・リンパマッサージなどを実践しているけど、なかなか改善されずに悩まれている方も数多くいらっしゃいます。

しかし、そのようなことでお悩みの方の多くは、身体に起きているむくみの原因にアプローチできていません。

むくみの原因となる身体の問題を知ることで、お悩みの症状を解消していくことは十分可能です。

むくみの原因

むくみの原因についてご紹介していきます。

一般的によく言われているむくみの原因には、

  • 血行不良
  • 塩分、アルコールの摂取過多
  • 病気に伴うもの


などのものがあります。

それぞれ解説していきましょう。

血行不良

血行不良は、むくみ症状の原因のひとつとなります。

中には「むくみ=リンパの停滞」と連想される方も多いかもしれませんね。

確かにその通り、実はリンパとむくみは密接に関わっています。

リンパ液は、血液が通っている毛細血管からしみ出た一部の体液を指しています。

主な役割として、老廃物や細菌などの異物を排泄するために循環しており、身体に何らかの問題が生じると循環不良を起こします。

そのようにして体液が停滞した結果、むくみとして身体に現れてきます。

塩分、アルコールの過剰摂取

塩分やアルコールの過剰摂取も、むくみを引き起こすひとつのきっかけとなります。

私たちの身体の細胞には、浸透圧(しんとうあつ)といって体液濃度のバランスを一定に保とうとする働きがあります。

その浸透圧が、塩分やアルコールを摂取することによって体液濃度の変動を起こした結果、むくみを引き起こしてしまうと言われています。

病気に伴うもの

基礎疾患に伴って、むくみが起こるケースがあります。

むくみを併発するものとしては、

  • 心臓
  • 肝臓
  • 腎臓
  • 婦人科

などに関連するものがあり、これらの影響を受けてしばしばむくみが起こります。

その場合は、基礎疾患の治療を行なう必要があるため、医師の指示にしたがって療養する形となります。

むくみの対策について

骨盤模型を使って説明している様子

むくみの対策についてお伝えしていきます。

一般的なものとしては、

  • (リンパ)マッサージ
  • 運動する
  • 着圧ソックスをはく
  • カリウムを多く摂る

などが挙げられます。

これらの対策に共通しているのは、「循環を促進して停滞を防ぐ」というもの。

個人的には、運動とカリウムの摂取については、日常的に行なっていただくことをおすすめします。

リンパマッサージや着圧ソックスについては、合わないものを利用することで逆効果になる可能性もあるため注意が必要です。

一般的な対策については、どれも一定の効果が見込めると言われています。

しかし、冒頭でもお伝えした通り、身体に何らかの問題があった場合は、その問題に対するアプローチを行なっていくことで根本改善ができるのです。

では、どのような問題がむくみの原因箇所となる可能性があるのか?

私の臨床経験も踏まえて、次の項目で解説していきたいと思います。

臨床でよく出会うむくみの原因箇所

私の臨床経験を踏まえて、むくみでお悩みの方に多い身体の原因箇所をお伝えしていきます。

今回はその中でも、むくみ改善に特に重要な3つを解説していきます。

横隔膜の問題

横隔膜の解剖図イラスト
【プロメテウス解剖学アトラス 頭頸部/神経解剖第3版より引用、編集】

むくみでお悩みの方は、横隔膜の問題を抱えているケースが非常に多いです。

横隔膜は、主に呼吸を行なう際に活躍する臓器なのですが、それと同時にリンパの循環を促進するために重要なジャンクションの役割も持ちます。

そのため、横隔膜に問題が起こってうまく機能しなくなると、それに伴いむくみ症状が引き起こされやすくなります。

整体での調整については、横隔膜自体にアプローチすることもあれば、横隔膜が付着する背骨や肋骨に対してアプローチするなど様々です。

脊柱の問題

背骨のイメージ図
【ネッター解剖学アトラス 原書第6版より引用、編集】

脊柱(せぼね)の問題もむくみの症状に影響を及ぼします。

先ほどご紹介したように、リンパなどの体液循環のジャンクションである横隔膜は脊柱に付着します。

そのため、背骨の問題によってむくみが起こりやすい状態になってしまいます。

他にも、脊柱には脳からの命令を伝達するのに必要な中枢神経が通るため、歪みや硬さなどの問題が起こることでむくみをはじめとする全身の症状に影響します。

鎖骨〜胸部の問題

鎖骨、前胸部の解剖図イラスト
【ネッター解剖学アトラス 原書第6版より引用、編集】

むくみで悩まれる方は、鎖骨〜胸部の問題を抱えているケースが多いです。

その理由のひとつとして、胸部とリンパ循環との関連性が挙げられます。

なぜなら、鎖骨から胸部のエリアにはリンパの集合体があり、この付近が硬くなってしまうことでそのリンパ循環にも影響を及ぼす可能性があるからです。

↓イメージ図はこちら。

胸部のリンパ組織の解剖図
【ネッター解剖学アトラス 原書第6版より引用、編集】

リンパ節がたくさん存在するため、むくみを改善する際にチェックが必要となる箇所です。

リンパ節は、高速道路の料金所のような役割をしています。

スムーズに通過できなくなることで、渋滞を起こしてしまいむくみを引き起こすきっかけとなります。

リンパの調整方法について

リンパの調整方法についてご紹介していきます。

そもそもリンパ組織は、「圧迫と伸展」という刺激に対して反応するようにします。

上から押さえる圧力と、わずかにストレッチを加えるような刺激です。

その際の注意点は、 軽くさするぐらいのやさしい刺激 で行うということ。

リンパは身体の深部にも存在しますが、大部分は身体の表層にあるため、皆さんが思うよりもかなりやさしい圧でも反応するのです。

むしろ、強く押さえてしまうと十分な効果は見込めません。

このあたりに気をつけて施術することで、リンパの循環促進を効果的に行うことができます。

当院のむくみ解消の整体

当院でのむくみ解消の整体についてご紹介していきます。

・構造面の検査

全身の構造面をチェックしていきます。

むくみに関連する箇所の歪みや硬さを細かく把握していきます。

・神経学的検査

神経学的検査をしている様子

神経学的検査を用いて、平衡感覚や筋肉の反射の状態をチェックします。

これらは身体の使い方などに関連するため、まわりまわってむくみの症状にも影響を及ぼします。

・構造面へのアプローチ

肩背部の整体施術の風景

全身の構造面に対して、整体でのアプローチを行います。

「臨床でよく出会うむくみの原因箇所」でもご紹介したような、体液循環の問題を生む箇所を整えていきます。

・体液循環の調整

体液循環の調整をしている様子

血液・リンパ液・脳脊髄液(CSF)をはじめとする、体液循環の調整を行なっていきます。

これらはむくみに対して直接的に関わってくるため、頭から足先まで細かく整えていきます。

・自律神経の調整

自律神経の調整をしている様子

身体の回復や治癒に関連する自律神経の調整を行います。

リラックス作用があるため、この際に多くの方が眠ってしまわれます。

むくみ解消の整体の症例

当院でのむくみの整体の症例をご紹介します。

小顔矯正の施術前後の写真

こちらの女性はお顔周りのお悩みを感じて来院されました。

その中でも特に、お顔のむくみが大きなお悩みのひとつでした。

ちなみにこちらの写真は、当院の小顔矯正1回だけでの変化です。

こちらの女性の場合、リンパ系の循環促進と骨盤にある仙骨の調整をメインに行うことで、むくみの状態がかなり改善されました。

顔以外に起こる問題の方が割合的に大きかったので、お顔はもちろんのこと特にお身体の調整に時間を充てる方針で行いました。

ご自身でも、小顔矯正の前後でむくんで膨張している感覚がスッキリしたり、お顔まわり全体が小さくまとまったことを実感されていました。

身体の全体性を整えることで、むくみを解消していくことは十分可能です。

当院でむくみ解消の整体を受けた方の声

当院でむくみ解消の整体(主に小顔矯正)を受けられた方の声をご紹介していきます。

小顔矯正の利用者の声
【当院のGoogleレビューより引用】

小顔矯正の利用者の声
【当院のGoogleレビューより引用】

小顔矯正の利用者の声
【当院のGoogleレビューより引用】


※個人の感想です。全ての方に効果を保証するものではありません。

まとめ

むくみの症状についてまとめていきます。

  • むくみには体液(リンパ)が大きく関わる
  • 身体の循環に関わる問題を取り除く必要がある
  • リンパはソフトな刺激で正しく調整することが重要
  • 横隔膜などの内臓がむくみの原因となるケースもある


こちらの記事でもお伝えしているように、ただ闇雲にマッサージや着圧ソックスを履いたりしても、むくみの原因自体を取り除くことができません。

普段からの生活習慣に加えて、身体のどこに問題があるのかなどを見つけ出していくことで、むくみの症状は解消されていきます。

根本的にむくみの原因を取り除いていきたい方は、ぜひ一度ご相談いただければと思います。


*ご予約はこちら→〈予約・お問い合わせページ〉

【記事作成者 整体サロンINUI(新大阪・西中島南方)】

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乾 裕樹

乾 裕樹

大阪府出身 1990年9月11日生まれ 血液型 A型 明治東洋医学院専門学校 鍼灸学科卒業 取得国家資格 はり師・きゅう師 一般社団法人 日本統合手技協会 理事 一般社団法人 日本統合手技協会 公認インストラクター 京都府立医科大学 解剖実習修了  (施術家としての経歴) 高校卒業後、18歳で施術家の道へ。 午前は鍼灸の専門学生として学び、午後は地元の鍼灸整骨院で夜遅くまで勤務。 主に運動器疾患やスポーツ障害についての理論や施術方法を習得する。 ↓ 専門学校卒業後は不妊症を専門とする鍼灸院にて修行。 婦人科疾患や逆子の施術、小児はり、自律神経失調症の方々へのアプローチ、東洋医学的な診察方法について学ぶ。 お客様への接遇や仕事に対する姿勢など、社会人としての基礎を教えて頂く。 ↓ 内臓へのアプローチを専門とする整体サロンにて修行。 肩こりや腰痛などをはじめとする身体の痛みと、内臓の問題が関連することを学ぶ。 それと同時に、筋肉を揉んだりほぐすだけでは根本的には良くならないことを知る。 ↓ 妊産婦のお悩みを専門に扱う整体サロンにて修業。 産後骨盤矯正やマタニティ整体を通して、産後ママや妊婦の身体の状態について学ぶ。 その他、発達の遅れやチックなどの小児整体、美容鍼・小顔矯正のテクニックを習得。 26歳で同サロンの分院長に就任。 約4年にわたり代表セラピストとして全ての施術メニューを担当し、所属スタッフの技術指導・育成に携わる。 ↓ これまでの技術・経験だけでは改善できない症状に数多く巡り合い、施術家としての頭打ちを感じる。 そんな折、現在の師匠である松本恒平と出会う。 多くの施術家が見落としている原理原則、触診、国際基準の療術について学び、これまで習得した技術や知識のバラバラだった”点”が”線”で繋がる。 それをきっかけに、辛い症状と闘う人たちの力になれることを確信し地元である新大阪・南方エリアにて開業。

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