院長ブログ

顔のたるみの整体|原因や改善について大阪の整体サロンINUIが解説

こんにちは。新大阪・西中島南方エリアの整体院、整体サロンINUI 代表の乾です。

私は18歳で整体業界に入ってから12年以上、顔のたるみをはじめとするお悩みの施術現場に携わってきました。

今回の記事では、慢性症状専門の整体師である私の経験をもとに、顔のたるみの原因や当院での整体についてお話ししていきたいと思います。

なぜ顔がたるんでくる?

顔のたるみの原因についてお伝えしていきます。

顔のたるみの原因には、一般的にはいくつかあります。

肌の弾力低下

一番大きな要因は、肌の弾力低下だと考えられます。

美容的にも機能的にも、赤ちゃんのようにみずみずしいお肌が理想です。

しかし、加齢などに伴いコラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンなどの肌の弾力に関わるものが減少したりすると、たるみが発生しやすくなると言われています。

主に皮膚の真皮に含まれる弾力性や、水分を保ったりする成分が関連して起こるたるみです。

表情筋の弱化

私たちの顔には、表情筋(ひょうじょうきん)があります。

その名の通り、表情を作ったり感情を表現するために使う筋肉ですが、これが年齢とともに使わなくなることで垂れ下がったりしてしまうのです。

特に日本人の場合は、言葉で繊細に表現できる民族であるため、諸外国の人たちに比べて表情筋を使う割合が少ないと言われています。

表情筋の弱化がたるみの一因であると言われるのはこのためです。

SMAS(スマス)の影響

脂肪組織の下にはスマス筋腱膜というものが存在し、皮膚の位置をキープしておくための支えとなる構造体です。

このスマス筋腱膜が弱化することによって、支える力も弱くなってしまいたるみにつながることがあります。

脂肪組織の影響

皮膚の下には脂肪組織があり、皮下脂肪と呼ばれています。

皮下脂肪は周辺のコラーゲン繊維などによって支えられて形状をキープしています。

それらが光、紫外線、酸化ストレス、外部からの物理的圧力などによって影響が生じると、たるみの原因となると言われています。

一般的な対処法について

顔のたるみの対処法についてご紹介していきます。

一般的なものにはいくつかの種類があります。

  • 乾燥対策
  • 紫外線予防
  • 生活習慣の見直し
  • 表情筋のトレーニング


これらが主なものとして挙げられます。

肌への乾燥ストレス、紫外線による影響でたるみが起こるとも言われています。

そのため、外出時の対策をバッチリおこなった上で楽しんでいただければ、たるみの予防にもつながりやすくなります。

生活習慣については、睡眠不足・飲酒・喫煙・偏食などもたるみの一因と言われていますので、そのあたりの見直しをおこなうこともたるみ対策につながります。

表情筋のトレーニングについては、たるみの原因項目でもお伝えしましたが、表情筋の弱化がたるみの元となってしまいます。

表情筋を鍛えるセルフケアを取り入れることで、たるみの状態は変化していくと考えます。

INUIの考えるたるみの原因

整体的観点で見た時には、一般的なたるみの原因とはまた別の問題が潜んでいるケースがあります。

私の考えるたるみの原因について、いくつかご紹介していきたいと思います。

身体の前面の緊張

腹部の調整をしている様子

身体の前面の組織の緊張も、たるみの要因のひとつであると考えます。

これは、いわゆる筋膜の繋がりによる影響です。

私たちの身体には、筋膜をはじめとする膜組織が蜘蛛の巣のように張り巡らされています。

身体の前面のどこか、例えばお腹のあたりが緊張して固くなっていたとしましょう。

すると、それによって起きるしわ寄せが顔にまで伝わり、下に引き下げてしまうことがあるのです。

引き下げたり引っ張るといっても、ほんのわずかな差です。

しかし、その差がお顔の印象にも大きく影響してくるのです。

膜の影響によって、顔のたるみが起きる可能性があることも知っておきたいところです。

体液循環の問題

結合組織の解剖図
【ネッター解剖学アトラス 原書第6版より引用】

体液循環の問題も、たるみの大きな問題となります。

たるみの原因として「乾燥」がよく挙げられますが、「なぜ乾燥するのか?」については意外と語られていません。

しかし、その乾燥を招くかどうかは、この体液循環の機能によって大きく左右されます。

川に例えてご説明します。

水量が多く流れるスピードの早い川と、水量が少なく流れるスピードの遅い川、あなたはどちらの方が干上がるのが早いと思いますか?

当然、後者の方が先に干上がってしまいます。

このことから、外からの乾燥対策以前に、体液循環を整えることが必要なことも分かります。

姿勢の問題

猫背のイメージ図

最初にご紹介した「身体の前面の緊張」にもつながりますが、姿勢の悪さもたるみの原因となると考えます。

「真下(足元)を向いた時に鏡に映る自分の顔が10年後の姿」といった話を聞いたことはありませんか?

下を向くと物理的に皮膚が下方に下がってしまいますよね?

それと同じことで、スマホの操作をはじめとする下を向く姿勢が多かったり、そもそも姿勢の歪みによってうつむき加減になっている場合には、皮膚が下がったりたるみの原因になると考えます。

それって本当に「歳のせい」?

原因の項目でもお伝えしたように、退行変性(加齢)によって弱化するものも関連します。

また、姿勢や体液循環などの年齢に関わらず起こる問題によっても、たるみが発生するケースもあるのです。

つまり、「歳のせい」だけでは片付けられない原因もあるということ。

そのような原因によって、たるみに悩んでいる人も実際にいる可能性が高いということです。

「歳のせい」

これが口癖になっている人には少々耳の痛い話かもしれません。

しかし、本当に歳のせいなのであれば、それはもう諦めるしかない領域になってしまいます。

それ以外の要因を探してくれる先生に相談してみるのが一番手っ取り早いと思います。

当院での顔のたるみの整体

当院での顔のたるみの整体についてお伝えします。

あくまでも、身体の全体性に主眼を置いた施術をおこないます。

それらを踏まえた上で、当院でのたるみの整体の流れご覧ください。

・姿勢のチェック

姿勢のチェックをしている様子

姿勢の歪みもたるみの原因になると考えるので、事前に状態をチェックしていきます。

・膜組織の緊張緩和

全身への整体を通して、たるみの原因となる膜組織の調整をおこないます。

・体液循環の促進

やさしい圧で全身の体液循環を促進し、組織全体をみずみずしい状態に戻していきます。

・神経系の調整

自律神経の調整の整体

各所に指令を出す神経の機能性を高め、ホルモン系の伝達などにも作用できるよう調整していきます。

・局所周辺へのアプローチ

頭や顔面部の調整も重要なアプローチのひとつです。

全体のバランスを整えた上で仕上げにお顔も整えていきます。

まとめ

顔のたるみの整体についてまとめていきます。

  • たるみの原因は筋肉や皮下組織の問題が関連
  • 一般的な予防にプラスして身体のケアが必要
  • 姿勢や体液の循環も関連すると筆者は考える
  • 「年齢のせい」では片付けがたい面も多々ある
  • 整体では、全身を整えた上で顔の調整をおこなう


以上のことを念頭に置いた上で、当院でも整体によるたるみ改善を目指しています。

美容面のお悩みは、日常での精神状態にも大きく影響する問題だと思います。

お身体のたるみの原因を取り除けるよう、サポートさせていただければと思います。

顔のたるみでお困りの方は、いつでもご相談くださいませ。


*ご予約はこちら→〈予約・お問い合わせページ〉

【記事作成者 整体サロンINUI(新大阪・西中島南方)】

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乾 裕樹

乾 裕樹

大阪府出身 1990年9月11日生まれ 血液型 A型 明治東洋医学院専門学校 鍼灸学科卒業 取得国家資格 はり師・きゅう師 一般社団法人 日本統合手技協会 理事 一般社団法人 日本統合手技協会 公認インストラクター 京都府立医科大学 解剖実習修了  (施術家としての経歴) 高校卒業後、18歳で施術家の道へ。 午前は鍼灸の専門学生として学び、午後は地元の鍼灸整骨院で夜遅くまで勤務。 主に運動器疾患やスポーツ障害についての理論や施術方法を習得する。 ↓ 専門学校卒業後は不妊症を専門とする鍼灸院にて修行。 婦人科疾患や逆子の施術、小児はり、自律神経失調症の方々へのアプローチ、東洋医学的な診察方法について学ぶ。 お客様への接遇や仕事に対する姿勢など、社会人としての基礎を教えて頂く。 ↓ 内臓へのアプローチを専門とする整体サロンにて修行。 肩こりや腰痛などをはじめとする身体の痛みと、内臓の問題が関連することを学ぶ。 それと同時に、筋肉を揉んだりほぐすだけでは根本的には良くならないことを知る。 ↓ 妊産婦のお悩みを専門に扱う整体サロンにて修業。 産後骨盤矯正やマタニティ整体を通して、産後ママや妊婦の身体の状態について学ぶ。 その他、発達の遅れやチックなどの小児整体、美容鍼・小顔矯正のテクニックを習得。 26歳で同サロンの分院長に就任。 約4年にわたり代表セラピストとして全ての施術メニューを担当し、所属スタッフの技術指導・育成に携わる。 ↓ これまでの技術・経験だけでは改善できない症状に数多く巡り合い、施術家としての頭打ちを感じる。 そんな折、現在の師匠である松本恒平と出会う。 多くの施術家が見落としている原理原則、触診、国際基準の療術について学び、これまで習得した技術や知識のバラバラだった”点”が”線”で繋がる。 それをきっかけに、辛い症状と闘う人たちの力になれることを確信し地元である新大阪・南方エリアにて開業。

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