院長ブログ

緊張型頭痛の整体|原因と解消法について慢性症状専門の整体サロンINUIが解説

こんにちは。新大阪・西中島南方エリアの整体院、整体サロンINUI代表の乾です。

私は18歳で整体業界に入ってから12年以上、慢性的な痛みの施術現場に携わってきました。

今回の記事では慢性症状専門の整体師である私の経験をもとに、緊張型頭痛の原因や頭痛に効果的な整体についてお話ししていきます。

緊張型頭痛の症状一覧

頭蓋骨の骨格模型

緊張型頭痛の症状についてご紹介していきます。

  • 頭が締め付けられるように痛む
  • 頭全体がズーンと重たく感じる
  • 肩こりに伴って頭痛が出てくる
  • 頭の両側がキューっと痛む
  • ストレスを感じると頭痛が起こる
  • 後頭部のあたりに重たさを感じる
  • こめかみのあたりを押さえたくなる

上記は緊張型頭痛の方がよく訴える症状の一覧です。

緊張型頭痛の特徴や頭痛解消の整体などについて、 現役整体師である私の経験も踏まえて分かりやすくご説明していきます。

緊張型頭痛について

緊張型頭痛とは、過度な緊張や組織の硬さが原因となって起きる頭痛の総称です。

例えば、頭に近い首や肩の筋肉が緊張して起こるケースもありあれば、過度なストレスがきっかけとなり頭痛が起こるケースもあります。

症状の出方の特徴としては、頭全体が締め付けられるように痛んだりズーンと重たくなることが多く、 片頭痛の特徴であるズキズキするような痛みというよりは、どちらかと言うとキューッと締め付けられるような感覚を訴える方が多いようです。

緊張やストレスによって起こるため、お風呂に入って血行が良くなったりストレスフリーの状態では症状が出づらく、男性よりも女性によく起こると言われています。

デスクワーカーなど、長時間の同じ姿勢が続いたり目をよく使う、肩・首の筋肉がこりやすいなどの要素も緊張型頭痛の起こりやすい大きな要因の1つです。

数ある頭痛の中でもかなり多くの方が悩まれており、整体を行う臨床現場でも最も頻繁に出会う頭痛となります。

その他の頭痛について

緊張型頭痛の他には、以下のような種類の頭痛があります。

  • 偏頭痛
  • 群発性頭痛
  • 緊張型と片頭痛の混合タイプ
  • 腫瘍などに起因する頭痛

それぞれの頭痛についてご紹介していきます。

偏頭痛

整体の臨床現場では、緊張型頭痛に次いで2番目に多い種類の頭痛です。

特徴としては、低気圧など気候の変化がきっかけになって起こることが多く、主に頭の片側に対して ズキズキするような拍動性の痛みを伴う ことがあります。

緊張型頭痛が温めたり血行が良くなると症状が緩和されるのに対して、偏頭痛はそのような温度差やアルコールなどによる血管が拡張することによって痛みが悪化するという傾向があります。

詳しくはこちらの記事をご覧ください→◇偏頭痛の治し方について

群発性頭痛

群発性頭痛は片側の目の奥に急激な痛みを感じるのが特徴の頭痛です。

1日の中でも決まった時間帯(特に夜間)に起こりやすく、お酒やタバコなどの嗜好品、気圧などの気候要因、生活習慣などが主な原因と言われています。

「目をえぐられるのような痛み」と例えられ、頭痛の発作が起きたときには日常生活もままならないほどのひどい痛みを引き起こす頭痛です。

詳しくはこちらの記事をご覧ください→◇群発性頭痛の解消法

緊張型と偏頭痛の混合タイプ

緊張型頭痛と偏頭痛の症状が合わせて起こる頭痛があります。

そもそも緊張型頭痛の症状から始まり、後に偏頭痛の症状も現れてくれたタイプ ケースもあればその逆のパターンもあります。

腫瘍などに起因する頭痛

これは二次性頭痛と言われ、脳腫瘍や脳出血などの明らかな原因があり起きる頭痛のことです。

上記でご紹介した他の頭痛と比べて命に関わる危険性もありますので、「強く頭を打ちつけられるような痛み」を感じたり、頭痛が長時間継続する場合などは病院を受診し早急に対応することが求められます。

病院での診断・治療

医師による問診・検査などを踏まえて頭痛の種類を特定していきます。

脳腫瘍や自己免疫疾患、緑内障など、他の病気による頭痛の可能性を除外するため、頭部のMRIやCT・血液検査・ 眼圧検査などを用いて診断を行います。

主な治療法としては、鎮痛薬を服用したり筋肉を弛緩させる薬を用いて頭痛症状の緩和を目指します。

ただし、 あくまで対症療法となるため日常生活の改善を求められることも多く、入浴によって身体を温めたりストレッチ、軽いウォーキングなど運動習慣をもつように指導されることもあります。

なぜ?整体で頭痛が良くなるのか

頭の整体施術をしている様子

緊張型頭痛の原因である身体の組織の問題に対してアプローチすることができるからです。

こちらの記事でお伝えしているように、頭痛の原因は頭や首・肩周りだけにあるわけではありません。

例えば、身体の歪みが原因となり緊張型頭痛を引き起こしているケースもあり、それらの原因を無視して局所のマッサージをしてみたり温めたりしたとしても、全身の状態が整っていないと頭痛は一向に良くならないのです。

それに加えて、自律神経などの神経の状態も緊張型頭痛に関連するため、筋肉や骨格だけでなく神経の状態を整えることのできる整体技術が必要となります。

そのため、どこでもいいから整体に行けば良いと言うわけではなく、緊張や硬さを招く大元である神経のレベルも調整できるような整体院を選ぶことが重要です。

参考記事→◇失敗しない整体院の選び方

当院の緊張型頭痛の整体

当院の緊張型頭痛の整体の流れについてご説明していきます。

当院の頭痛の整体では、痛みが起こっている頭や首周りはもちろんのこと、身体全体のバランスを整えて緊張型頭痛を解消できる状態に導いていきます。

なぜなら、緊張型頭痛の原因には頭や首周り以外の組織の問題も関連しているため、局所以外に潜んでいる本当の原因にもアプローチしていく必要があるからです。

①丁寧なヒアリング

患者さんへのヒアリング風景

緊張型頭痛の原因は、生活習慣の中にたくさんのヒントが隠されています。

まずは丁寧にお話をお伺いすることで、あなたが抱える頭痛の全体像を把握していきます。

②全身の歪みをチェック

緊張型頭痛の原因となる組織の硬さやは、身体の構造的な歪みによって起こるケースがほとんどです。

全身の歪みをチェックすることで、頭痛の元となる身体の緊張を探し出していきます。

③整体による頭痛へのアプローチ

頭部の整体施術をしている様子

頭や首肩周りの組織の問題はもちろん、全身のバランスを整えることで緊張型頭痛の原因に対してアプローチしていきます。

自律神経などの乱れも頭痛の原因の1つであるため、神経系へのアプローチも同時に行っていきます。

④ 状態説明

お身体の状態説明をしている様子

施術を通してわかったお身体の現状や、 あなたの頭痛の原因についての仮説をご説明していきます。

模型などを用いてあなたが感覚的に理解できるようなわかりやすい説明を心がけています。

ご不明点等があれば、その場でしっかりと解消していきます。

INUIがよく出会う頭痛の原因箇所

私の整体施術の経験において、緊張型頭痛の方によく見られる身体の問題箇所をご紹介していきます。

①仙骨

仙骨を示した骨模型

仙骨は骨盤を構成する骨の一部です。

頭痛に関わる”脳脊髄液(CSF)”と呼ばれる体液との関わりが深く、この仙骨の動きが悪くなることで緊張型頭痛を引き起こすきっかけとなります。

自律神経とも密に関連するため、仙骨の調整をすることで頭痛の起こりにくい状態を作ることができると考えます。

②頸椎の問題

頸椎の骨模型

首の骨である頸椎の歪みによって頭痛が起きているケースが非常に多いと感じます。

こちらの模型にあるように、頸椎には重要な神経や血管などが通る架け橋となるため、頭部がうまく栄養されずに頭痛を引き起こすきっかけにもなります。

③身体の前面の緊張

腹部の調整をしている様子

例えば鎖骨や胸周り・腹部・鼠径部など、 身体の前面に緊張を抱えている人が多くいらっしゃいます。

いわゆる巻き込み肩や猫背の姿勢でパソコンをしたりすると、頭も前に行ってしまい首や肩などの頭痛に関連する箇所の負担が増えてしまうことが理由であると考えられます。

【注意】間違ったケアの仕方

頭蓋骨の模型

こめかみや首周りなど、頭の周辺を グリグリとマッサージするのは間違ったケアの仕方 です。

私の整体サロンに来られる頭痛持ちの方のお話を聞いていると、結構このようなケアを日常的にされている方が多くいらっしゃいますね。

緊張型頭痛の特性上、硬くなったり緊張している部分をほぐすことで確かに頭痛は軽減されます。

しかし、もしも他の箇所が原因で起きている頭痛なのであれば、グリグリと押さえることで逆に状態を悪化させる可能性もあります。

なぜなら、 身体の組織は皆さんが思っている以上に繊細で、「あー気持ち良い」と思う位の刺激であっても、身体の防御センサーが働いてむしろ緊張が強くなってしまったり、押さえ方によっては組織に微細な損傷が起きてしまうケースがあるのです。

特に頭部や顔面は重要な神経や組織が密集しているため、強く押さえることで身体に悪影響を及ぼすことが予測されます。

あなたが頭痛を根本的に解消したいと思っているのであれば、緊張型頭痛が起きている原因をはっきりと見つけ出していき適切に対処していく必要があります。

よくある質問(緊張型頭痛編)

緊張型頭痛についてよくあるご質問にお答えしていきます。

温めればよくなりますか?

温めることで、確かに緊張型頭痛は軽減されます。

なぜなら、温熱作用で血行が良くなることで老廃物や発痛物質が流れていくからです。

ただ、ずっと温め続けることはできないし、そもそもあなたの身体の循環機能が低下しているのだとすれば、本来はその機能を高めていくことが必要なはずです。

整体などの施術を用いて、循環不良を起こしている問題にアプローチしたり、緊張しやすくなってしまっている原因を取り除いていくことがおすすめします。

薬が手放せないのですが?

頭痛の整体施術を行うことで、 頭痛薬を手放す事は十分可能だと考えます。

なぜなら、実際に当サロンの頭痛の整体を受けることで、薬に頼りきっていた方の重い頭痛症状が解消され、薬を使わずに日常生活を送ることができるようになった事例があるからです。

緊張型頭痛は、原因となる箇所を的確に調整することで痛みの出ない状態にすることは可能なのです。

頭痛の治療するときによくつきまとうのがこの薬の問題。

一般的に見ても、頭痛がでたらすぐに薬を飲んで対処している方も結構多いかと思います。

ご存知かもしれませんが、頭痛薬を始めとする痛み止めは痛みを感じる感覚神経(脳)に作用するものであるため、長期的に服用することで確実に身体の機能を麻痺させてしまいます。

「本当は良くないってわかってるんだけど…」

そう感じているあなたこそ、今すぐに頭痛対策を始めることをおすすめします。

デスクワークをやめないと治らない?

仕事量や生活習慣にもよりますが、デスクワークをやめなくても緊張型頭痛はよくなります。

もちろん、デスクワークなどをやめしてまった方が頭痛のリスクはグンと下がることでしょう。

なぜなら、そもそも私たちの身体は長時間同じ姿勢をとったり、画面をずっと見続ける仕様にはできていないからです。

でも、今の時代で生きていく上で「電子機器を一切使わずに」はだいぶ現実的ではないですよね。

当サロンに来られたデスクワークによる頭痛で悩まれていた方も、仕事は続けつつもちゃんと状態が回復された症例がありますので、あなたも諦めずに一度ご相談いただければと思います。

頭痛を解消された方のお声(動画)

デスクワークによる頭痛でお悩みだった男性から、当サロンの整体を受けて回復するまでの経過について伺いました。

慢性腰痛、肩こり、頭痛【30代男性 K様】
※個人の感想です。効果を保証するものではありません。

緊張型頭痛でお悩みのあなたへ

実は私も頭痛に悩んでいる時期がありました。

その時は自分の仕事でいっぱいいっぱいだったので、ただ頭痛を我慢する日々が続きましたが、頭痛による影響なのか「何も考えたくねー」といった無気力な状態になっていたことを今でも覚えています。

もしかしたら、あなた自身も日々の業務をこなすことに必死で、ご自身の身体と向き合う時間がなかなか取れていない状態なのかもしれません。

頭痛の整体施術をしていて思うことは、頭痛の起きている原因は本当に人によって様々だということです。

当サロンでは、そんなあなたの頭痛の原因がどこにあるのかを徹底的に探し出し、頭痛のことなど気にせずに日常を過ごせていた本来の状態に戻るお手伝いをさせていただきます。

「頭痛薬を手放したい」
「揉んでもイマイチよくならない」


あなたがそう感じているのであれば、当院サロンがお役に立てると自信を持ってお伝えできます。

1日でも早く、毎日を楽しめる状態を手に入れてみませんか?


*ご予約はこちら→〈予約・お問い合わせページ〉

【記事作成者 整体サロンINUI(新大阪・西中島南方)】

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乾 裕樹

乾 裕樹

大阪府出身 1990年9月11日生まれ 血液型 A型 明治東洋医学院専門学校 鍼灸学科卒業 取得国家資格 はり師・きゅう師 一般社団法人 日本統合手技協会 理事 一般社団法人 日本統合手技協会 公認インストラクター 京都府立医科大学 解剖実習修了  (施術家としての経歴) 高校卒業後、18歳で施術家の道へ。 午前は鍼灸の専門学生として学び、午後は地元の鍼灸整骨院で夜遅くまで勤務。 主に運動器疾患やスポーツ障害についての理論や施術方法を習得する。 ↓ 専門学校卒業後は不妊症を専門とする鍼灸院にて修行。 婦人科疾患や逆子の施術、小児はり、自律神経失調症の方々へのアプローチ、東洋医学的な診察方法について学ぶ。 お客様への接遇や仕事に対する姿勢など、社会人としての基礎を教えて頂く。 ↓ 内臓へのアプローチを専門とする整体サロンにて修行。 肩こりや腰痛などをはじめとする身体の痛みと、内臓の問題が関連することを学ぶ。 それと同時に、筋肉を揉んだりほぐすだけでは根本的には良くならないことを知る。 ↓ 妊産婦のお悩みを専門に扱う整体サロンにて修業。 産後骨盤矯正やマタニティ整体を通して、産後ママや妊婦の身体の状態について学ぶ。 その他、発達の遅れやチックなどの小児整体、美容鍼・小顔矯正のテクニックを習得。 26歳で同サロンの分院長に就任。 約4年にわたり代表セラピストとして全ての施術メニューを担当し、所属スタッフの技術指導・育成に携わる。 ↓ これまでの技術・経験だけでは改善できない症状に数多く巡り合い、施術家としての頭打ちを感じる。 そんな折、現在の師匠である松本恒平と出会う。 多くの施術家が見落としている原理原則、触診、国際基準の療術について学び、これまで習得した技術や知識のバラバラだった”点”が”線”で繋がる。 それをきっかけに、辛い症状と闘う人たちの力になれることを確信し地元である新大阪・南方エリアにて開業。

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