院長ブログ

赤ちゃん・子供の整体はいつから受けられる?|大阪でベビー整体を提供する整体サロンINUIが解説

こんにちは。新大阪・西中島南方エリアの整体院、整体サロンINUI 代表の乾です。

私は18歳で整体業界に入ってから14年以上、頭の歪み・斜頭症などをはじめとする小児発達のケアに携わってきました。

こちらの記事では、赤ちゃん・子供の整体師である私の経験をもとに、「赤ちゃん・子供の整体はいつから受けられるのか?」についてお話ししていきたいと思います。

赤ちゃん・子供の整体はいつから?【結論】

座って子供を抱くお母さんたち


赤ちゃんや子供の整体は、いつから受けられるのでしょうか?

当院の見解を結論からお伝えします。

生後すぐから受けることが可能です。

産後から退院までの期間を考慮すると、現実には生後5日目以降ということになるでしょうか。

ただし、受けるにあたっての注意事項があります。

  • 極めて低刺激の施術であること
  • 重篤な疾患を持っていないこと
  • 医師からの同意が得られていること


以上です。

整体であれば何でもOK、という訳ではありません。

赤ちゃんや子供は成長発達の途中であり、外部からの刺激に対して敏感です。

強く押さえたり、無理矢理ひねったりするなどはNGとなります。

また、言葉での表現が難しい乳幼児期では、施術者が気づかないうちに状態が悪化しているケースも。

その他、重篤な疾患がある場合など、必ず事前に医師へ相談しましょう。

赤ちゃん・子供の整体はいつから?【詳細】

こちらの記事を書くにあたり、「子供の整体が受けられる時期」について調べてみました。

インターネット上には、

  • 1ヶ月から受けられる
  • 2ヶ月経ってから
  • 歩き始めた頃を目安に

など、様々な情報があります。

どうやら、赤ちゃん・子供の整体を始める時期には、現時点では明確な決まりはないようです。

これは要するに、施術者サイドの知識や経験則によって決まる、と言えるのではないでしょうか?

実際のところ、私が師事している先生は生後すぐの赤ちゃんを長年施術していますし、私自身も2人のわが子を退院当日からケアしてきました。

「オステオパシー」などの手技療法が盛んな海外の一部地域では、医師と連携して 分娩室で出産直後の赤ちゃんを施術する ケースもあるとのこと。

そして子供の施術においては、大人以上に繊細な感覚を要すると言われています。

そのため、小児領域における知識習得・施術トレーニンングをどのくらい積んでいるのかがポイントとなります。

つまり、提供する側のレベル・考え方によって、お子さまが整体を受けられる時期は変わってくるのだと私は考えます。

このあたりについては、各整体院によって千差万別であるのが実情だと言えるでしょう。

子供の整体ではどんなことをするの?

小児整体をしている様子

子供の整体では、主に以下の状態を整えていきます。

  • 筋肉
  • 関節
  • 神経伝達
  • 体液循環

これらについては、大人の施術でも共通する部分になります。

ただし、子供の場合はより低刺激な施術が求められます。

理由としては、成長発達の途中段階であること、大人よりも身体の問題が少ないことが挙げられます。

問題箇所を的確に施術できると良いのですが、あれもこれもやりすぎることでオーバードーゼ(刺激過多)を招きやすいのです。

やり方としては、やさしく触れたり・撫でたり・軽く曲げ伸ばしをしたりして全身をみていきます。

  • やさしく触れるように施術
  • なるべく短時間で終える
  • 嫌がっているのにやらない

上記が子供の施術において大切なこととなります。

そもそも子供に整体は必要なのか

小児発達のケアに携わる立場として、お子さまのすこやかな成長のために整体は有効だと考えます。

なぜなら、病院や薬ではアプローチが難しい部分に対して、施術することができるからです。

例えば出産時、赤ちゃんの頭や首には1トンもの負荷がかかると言われています。

その際に首などの関節に問題(歪み)が起きた場合、それによって夜寝ない・発達の遅れを招くなどのケースがあります。

そのような問題については、われわれ整体業の専門分野で、実際に改善がみられるケースが多数存在します。

そして私の経験上、現状で目立った症状が出ていなくても、実際にチェックしてみると何らかの問題が見つかるケースが非常に多いです。

正直なところ、必要かどうかの見解は各分野の立場によって意見が分かれるところです。

私自身、施術現場の人間としてその必要性を感じているので、どうしてもそっちに意見が偏って聞こえるかもしれません。

このあたりについては鵜呑みにせず、医師や各専門家の意見をなるべくたくさん集めて判断されることをおすすめします。

どんな子が受けた方が良い?

子供の整体における適応症状は以下の通りです。

  • 身体の痛み
  • アトピー
  • 皮膚トラブル
  • 斜視
  • 落ち着きがない
  • 集中力がない
  • 夜寝ない
  • 夜泣きがひどい
  • お腹が弱い
  • 吐きぐせがある
  • 風邪をひきやすい
  • 頭の形が歪んでいる
  • 授乳拒否
  • 喘息などの呼吸器症状
  • その他、発達のお悩み

ざっと挙げただけでもこんなにあります。

また、病院などでの治療で解決しなかった方は、一度整体を受けてみる価値があります。

近くでお子さまの施術が受けられる場所を探してみてください。

赤ちゃん整体の危険性について

ママと一緒に遊ぶ子供

赤ちゃん・子供の整体におけるリスクについてお伝えしていきます。

子供の整体について検索をしていると、

「赤ちゃん 整体 危険」
「赤ちゃん 整体 死亡」

などのキーワードが出てきます。

正直あまり触れたくはないのですが、赤ちゃんの整体で過去に心が痛む事件が起きていることは事実です。

そもそも、身体に何らかの処置をおこなうということ自体、少なからずリスクが伴います。

それについては、赤ちゃんも大人も区別はありません。

そこで重要となるのが、これまでにもお伝えしてきた「刺激の入れ方」。

過去に起きた事件の中では、過度に身体をねじったり、不用意に長時間の施術をおこなった例がみられます。

おそらく、クライアントの状態を受け取りながら施術できなかったことが一因でしょう。

赤ちゃんや子供の整体では、無理に身体を動かしたり強く押さえる必要は一切ありません。

触れている程度の刺激でも、身体は十分変化していきます。

ナイフは非常に便利な道具ですが、使い方次第では人を傷つけることにもなります。

整体もそれと同じく、やり方さえ間違えなければ安全で有益な作用をもたらします。

「整体=危険」ではないのです。

おこなう施術者によって、安全か危険かが変わるだけ。

整体師であれば、誰もがお子さまをみれるという訳ではありません。

そこに至るまでの小児領域の知識習得、技術トレーニングが必要不可欠となります。

当院でのこども・ベビー整体

骨盤模型を使って説明している様子

当院での小児整体についてご説明します。

大人でも子供でも、私が触れているのは大切なひとつの命だと考えています。

大切なお子さんの命をお預かりする、という気持ちを持って施術にあたります。


①状態把握
ご同伴いただいたご家族の方より、お子さまの症状やお悩みについてじっくりとお伺いします。

その後、施術でどのようなことをするのか、安全性についてなどを分かりやすくご説明。

大切なお子さまのお身体。ご希望があれば、まずは親御さまに施術を体験していただくこともあります。


②構造面の調整
子供も身体が歪んだり緊張したりするため、筋肉や関節など構造面を整えていきます。

身体には、血管や神経などたくさんの組織が通っていますが、身体の構造面に問題があればそれらが正常に機能しない状態になってしまいます。

当院では、赤ちゃんでも受けられるやさしい刺激で整えていきます。


③神経伝達を整える
発達や身体の動きについては、脳の神経伝達が重要になってきます。

先ほどの身体の構造面ももちろんですが、神経に直接働きかけるような整体法があるため、それらを用いてお子さんの神経伝達を促進していきます。


④体液循環の促進
子供の身体を整えていく上で、体液循環は重要なポイントのひとつです。

なぜなら、発生学的には人間の身体の細胞は水(体液)からスタートしているからです。

また、上記の神経伝達をよくするためにも体液循環も大切となります。

神経伝達はいわゆる電気信号によっておこなわれているため、その信号を効率よく伝えるためには媒介してくれる体液が必要となります。

血液はもちろんのこと、リンパ液や脳脊髄液といった体液全般に対して整体で働きかけていきます。


⑤頭部の調整
頭の形を把握して、外部・内部の両面から歪みを整えていきます。

前頭部・側頭部・頭頂部・後頭部etc…問題箇所に応じて必要最低限の刺激を用います。

触れているぐらいの優しい施術で十分効果は期待できます。

むしろ、強くやることで逆効果になってしまう場合も。


⑥効果測定
施術後の変化を写真等で客観的にチェック。

治療計画のご説明、ご自宅でできるケアの指導などをおこないます。

「こんなこと聞いても大丈夫かな?」と思われることでも構いません。

安心して施術を受けていただけるよう、ご遠慮なく施術者にご相談ください。

小児整体を受けられた方の声

当院で小児整体を受けられた方のお声をご紹介します。

お悩みの症状:頭の形(絶壁・斜頭症)、発達のお悩み(3歳男児)


お悩みの症状:頭の歪み、チック症、鼻づまり(副鼻腔炎)、咳(3歳児)

何回目の施術で変化を感じましたか?:2回目

【ご感想】

頭の左後ろ部分がそげていて左右非対称でした。

素人が見ても触ってもわかるくらいそげていて心配していました。

乾先生の施術でそげていた部分が劇的に丸くなり、左右を比べてもほぼ対称になりました。

そげていた部分がこんなにきれいな形になるとは驚きで、かつそれを2〜3回くらいの施術でそこまでにしてくださった乾先生の技術に驚愕です。

施術の初期の段階でもうすでに形を整えてくださって、そこからは少しずつさらに形を整えて、形を固めてもらうという感覚で通院しました。

はじめてのものを見たり、びっくりすることがあると、バチバチまばたきの数が異常に多くなるのでチックの症状をとても気にしていました。

チックの症状に関する部分も毎回の施術で治療してくださり、乾先生の施術を受けるようになって症状は全くなくなり親としてもとても安堵しています。

乾先生は穏やかで優しい雰囲気なので、子供も安心して施術を受けることができ、施術中・施術後は爆睡する日がほとんどでした。

ここまで我が子の体を整えてくださった乾先生に本当に感謝です。本当にありがとうございました!

※実際のご利用者様の体験談であり、効果を保証するものではありません。

お悩みの症状:落ち着きがない、気分のムラが激しい

【ご感想(お母様代筆)】

乾先生のホームページで初めて小児整体の存在を知りました。

6歳の娘は落ち着きがないなどの発達上の不安もあり、先生に相談させていただいてスタートしてみることに。

診てもらうと頭から首にかけて筋肉がとても硬く、ストレスが溜まっているのかもと指摘を受け、驚いたのを覚えています。

元気すぎてパワフルすぎると思っていた娘も、いろいろな変化に精一杯で疲れていたのかと思いました。

通い始めて5〜6回で落ち着いて施術も受けられるようになり、気づけば幼稚園での落ち着きのなさやトラブルも聞かなくなったり、集団行動もしっかり取れるようになりました。

また、就寝時も今までは1時間ほどかかっていたのが、寝付きが良くなり、今では10分ほどで眠れるようになっておりとても感謝しています。

子供の発達に関しては、本人の成長や慣れ、様々な環境整備も必要ですが、施術を受けてからは身体が楽そうで嬉しいです。

これからもよろしくお願いします。


※個人の症例です。全ての方に効果を保証するものではありません。

お悩み:後頭部の形の歪み、発語の遅れ、足の爪の変形(3歳6ヶ月)

※個人の症例です。全ての方に効果を保証するものではありません。

お悩み:頭の歪み、チック症、せき・目やに(3歳2ヶ月)

※個人の症例です。全ての方に効果を保証するものではありません。

産後の整体を受けられた女性が、ご自身の身体の変化についてお話しして下さいました。

こちらの動画の後半で、小児整体を受けてお子さんの癇癪(かんしゃく)がよくなったとご感想もいただきました。

※個人の感想です。全ての方に効果を保証するものではありません。

まとめ

子供の整体についてまとめていきます。

  • 子供の整体は生後すぐから受けられる
  • ただし、強い刺激での施術はNG
  • 子供の整体には大人以上の技術力を要する
  • 子供の心身のトラブルに整体は有効
  • 説明や施術内容に納得できるかがポイント

子供の整体については、インターネット上にも様々な情報が溢れています。

お子さまの健康に関わることなので、「安全であるか」が大きなポイントになります。

ひとつの情報だけに惑わされず、本当に納得がいくものをご自身でも探してみてください。

自分自身、子供の整体に関わる立場として、ひとの命に触れている感覚を忘れずに日々施術にあたっています。

すべてのお子さまが健やかに育ってくれるよう、心から願ってやみません。


*ご予約はこちら→〈予約・お問い合わせページ〉

【記事作成者 整体サロンINUI(新大阪・西中島南方)】

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乾 裕樹

乾 裕樹

大阪府出身 1990年9月11日生まれ 血液型 A型 明治東洋医学院専門学校 鍼灸学科卒業 取得国家資格 はり師・きゅう師 一般社団法人 日本統合手技協会 理事 一般社団法人 日本統合手技協会 公認インストラクター 京都府立医科大学 解剖実習修了  (施術家としての経歴) 高校卒業後、18歳で施術家の道へ。 午前は鍼灸の専門学生として学び、午後は地元の鍼灸整骨院で夜遅くまで勤務。 主に運動器疾患やスポーツ障害についての理論や施術方法を習得する。 ↓ 専門学校卒業後は不妊症を専門とする鍼灸院にて修行。 婦人科疾患や逆子の施術、小児はり、自律神経失調症の方々へのアプローチ、東洋医学的な診察方法について学ぶ。 お客様への接遇や仕事に対する姿勢など、社会人としての基礎を教えて頂く。 ↓ 内臓へのアプローチを専門とする整体サロンにて修行。 肩こりや腰痛などをはじめとする身体の痛みと、内臓の問題が関連することを学ぶ。 それと同時に、筋肉を揉んだりほぐすだけでは根本的には良くならないことを知る。 ↓ 妊産婦のお悩みを専門に扱う整体サロンにて修業。 産後骨盤矯正やマタニティ整体を通して、産後ママや妊婦の身体の状態について学ぶ。 その他、発達の遅れやチックなどの小児整体、美容鍼・小顔矯正のテクニックを習得。 26歳で同サロンの分院長に就任。 約4年にわたり代表セラピストとして全ての施術メニューを担当し、所属スタッフの技術指導・育成に携わる。 ↓ これまでの技術・経験だけでは改善できない症状に数多く巡り合い、施術家としての頭打ちを感じる。 そんな折、現在の師匠である松本恒平と出会う。 多くの施術家が見落としている原理原則、触診、国際基準の療術について学び、これまで習得した技術や知識のバラバラだった”点”が”線”で繋がる。 それをきっかけに、辛い症状と闘う人たちの力になれることを確信し地元である新大阪・南方エリアにて開業。

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