院長ブログ

子供の免疫力アップの整体|免疫を高める小児整体について整体サロンINUIが解説

こんにちは。新大阪・西中島南方エリアの整体院、整体サロンINUI 代表の乾です。

私は18歳で整体業界に入ってから12年以上、小児整体の施術現場に携わってきました。

今回の記事では、慢性症状専門の整体師である私の経験をもとに、免疫力低下の原因や当院での免疫を高める小児整体についてお話ししていきたいと思います。

子供の免疫に関する症状について

子供の免疫に関連する症状をご紹介していきます。

臨床的に多いものとしては、

  • 頻繁に風邪をひいている
  • 小さい時から身体があまり丈夫ではない
  • 子供がいつもイライラしている
  • ことあるごとに病気しがち
  • 外で遊ぶのがあまり好きじゃない
  • イベントの直前に体調を崩しやすい
  • 食べ物の好き嫌いが多い
  • あまり寝ない、夜更かしをしがち


などのものが挙げられます。

上記のようなお子さんの健康面に関して、不安になったりお悩みの親御さんはたくさんいらっしゃいます。

“子供は風の子”

もしかすると、そんな言葉すらもう時代錯誤になってきているのかもしれません。

しかし、コロナウイルスなどの感染症が問題となっている今の世の中、今回の「免疫力」という言葉が大きなテーマになってくるのではないでしょうか?

子供と、その子の健康を願う親御さんに、整体師として少しでもお力になることができれば幸いです。

子供の免疫はまだ発達段階

子供の免疫というのは、まだ発達の途中段階です。

最初に知っておかなければならないことは、

「子供は風邪をひくもの」
「免疫の獲得においてまだ発展途上」

であるということ。

そもそも免疫とは、細菌やウイルスに触れることで自身の免疫システムを構築し、耐性を身につけていくということです。

実際に病気にかかって発症せずとも、無症状で免疫を獲得することもあります。

子供は大人に比べて病気になったことのある数や種類などが少ないため、これから免疫を獲得していこうとしている段階にいます。

まずは大前提として、さらにお子さんに健やかに育ってもらえるにはどうしたら良いのかを考えていきたいと思います。

除菌・殺菌が招く免疫力の低下

手指アルコール消毒液

今回の「免疫力」というテーマにおいて、現代の子供にはかなりのハンデがあります。

なぜなら、除菌や殺菌が当たり前の環境で育っているからです。

私たちの身体は菌と共存することで成り立ち、菌と触れ合うことで免疫を獲得していきます。

しかし、子供のことを思うあまり過剰に衛生面を管理しすぎることで、本来は獲得できているはずの免疫を逃しているケースがあります。

もちろん、時代とともに文化や考え方も変わってきます。

しかし、衛生管理をはじめ薬やワクチンなど、身の回りの免疫に関わる問題について自分自身で 「何を信じるのか?」 を選択していく必要があります。

今回のテーマである「免疫力」を語る上では、多くの子供が過ごしている現在の環境は切り離せない部分だと感じています。

子供の免疫力アップに必要なこと

子供の免疫力を高めるために必要なものをご紹介していきます。

特に重要なものとしては、

  • 栄養のバランス
  • 良質な睡眠
  • たくさんのものに触れる
  • 日光を浴びる

などが挙げられます。

ひとつずつご説明していきましょう。

栄養のバランス

食事の栄養バランスは、子供の免疫アップには特に重要です。

分かりきっていることかもしれませんが、栄養なくして免疫・成長・発達は語れません。

まずはなんといっても、私たちの身体は食べたものによってつくりあげられています。

食事での栄養バランスが悪くなっていると、免疫機能も低下しやすく成長に必要なホルモンなどもうまく生成できません。

また、体温を高めることで免疫は活性化されるので、その為に必要なタンパク質をしっかりと補給できるように心がけることが大切です。

さらに、身体の免疫機能の大部分は腸が担ってくれています。

腸の状態を整えるため、発酵食品・食物繊維を豊富に含むものを食べさせてあげてください。(味噌・チーズ・納豆・ヨーグルトetc…)

【参考サイト】
食物繊維の必要性と健康(厚生労働省 e-ヘルスネット)

良質な睡眠

寝てる子供

睡眠の質によって子供の免疫機能は格段に変わってきます。

できる限りで構いませんので、お子さんの睡眠環境をサポートしてあげましょう。

現代の生活では、スマホやゲーム・テレビなど、簡単に電子デバイスにアクセスできてしまう環境であるため、就寝前の管理を意識的に行わなければ眠りの質は上げづらいです。

一例としては、外が暗くなってきたら室内灯の明るさを暗めに調光したり、就寝の2〜3時間前にはブルーライトなどの影響を受けないように電子機器の使用を制限することが有効です。(もっと早い時間帯から使用を制限するように提言している専門家もいます。)

また、体温の変化と入眠には深いつながりがあるため、ゆっくりとお風呂に入ることも大切です。

できればシャワーではなく全身浴がおすすめです。

お湯の温度が熱すぎると、体内のタンパク質の変性を招いたり逆に覚醒状態となるため、40℃以下ぐらいのややぬるめのお湯で10〜15分以上は温まることができると良いでしょう。

就寝予定時間の1〜2時間前に入浴することで、スムーズに入眠できるようになるとも言われています。

たくさんのものに触れる

たくさんのものに触れる機会を持つことで免疫力が高まります。

これは個人的に非常に大切なことだと感じています。

特に幼少期は、何かに触れたり舐めたりすることで菌と直接触れ合い免疫を獲得していきます。

赤ちゃんが口にものを入れると、すぐにやめさせてしまう場合があるかと思います。

しかし、あの舐める・触れるという行為を通して、感覚神経や運動神経は発達していきます。

その数が少なくなってしまうということは、それだけ免疫力や発達の問題を招いてしまう可能性が上がるということ。

親御さんの教育方針やTPOに合わせて、子供の自然免疫をサポートしてあげてください。

日光を浴びる

日光を浴びることも、免疫力アップや体調管理において重要です。

私たちは日光によって体内時計やホルモンバランスの調整、体内での栄養の合成を行なっています。

いくら現代的な環境で育っているとはいえ、私たちの身体の仕組みや遺伝子はそう簡単には変わりません。

日の光を浴びないことによる免疫の低下は、抗えない事実です。

午前中はなるべく外へ遊びに出るなど、お子さんが日光を浴びることのできる環境を作ってあげられることが望ましいです。

整体的観点での免疫向上のポイント

整体的観点での免疫力向上のポイントはズバリ、

身体に歪みがない ということ。

これは子供の免疫にとってもかなり重要です。

「子供も身体が歪むの?」

と思われるかもしれませんが、子供も様々な要素によって身体の歪みが起きてきます。

身体が歪むことで起きる問題を分解してみると、

  • 神経伝達
  • リンパ循環


この2つがポイントとなります。

それぞれ解説していきます。

神経伝達

身体が歪んでしまうと、その内部を通っている神経の通り道にも歪みが生じてしまいます。

神経が正常に働くことで私たちの身体は問題なく動くことができ、免疫やホルモンの調節も行うことができます。

日常での生活習慣に気を配っていても、この問題のせいでうまく効果が得られない場合があります。

リンパ循環

リンパ循環と免疫機能にも深い関連があります。

リンパは全身に広く分布しており、毛細血管から漏れ出た液体であるリンパ液を循環させています。

リンパは、身体に溜まった老廃物や余分な水分を処理する役割を持っていますが、この流れが滞ることも免疫低下の原因になると言われています。

ただし、リンパの調整は非常に繊細なタッチが必要となり、強く押さえるような刺激のマッサージなどではリンパへのアプローチは難しいです。

リンパの調整方法について

子供のリンパ調整の施術風景

リンパの調整方法についてご紹介していきます。

そもそもリンパ組織は、「圧迫と伸展」という刺激に対して反応するようにします。

上から押さえる圧力と、わずかにストレッチを加えるような刺激です。

その際の注意点は、 軽くさするぐらいのやさしい刺激 で行うということ。

リンパは身体の深部にも存在しますが、大部分は身体の表層にあるため、皆さんが思うよりもかなりやさしい圧でも反応するのです。

むしろ、強く押さえてしまうと十分な効果は見込めません。

このあたりに気をつけて施術することで、リンパの循環促進を効果的に行うことができます。

子供も整体を受けて良いの?

お母さんに抱っこされている子供

整体は身体の悪い人、または大人だけが受けるものだと思っていませんか?

実は、やさしい刺激の施術であれば、子供も整体を受けても大丈夫なのです。

というより、むしろ子供の頃に整体を受けておくことが望ましいです。

なぜなら、生まれてくる過程で必ず何らかの歪みが起こるからです。

子供は生まれてくる時にお母さんの産道を通ってきますが、その際に頭蓋骨や身体の一部に負荷がかかることで歪みが生じます。(大なり小なり必ず全員に起こります)

その際の歪みの程度に比例するようにして、成長・発達のトラブルや身体の不調などが起こりやすくなってきます。

今回のテーマである免疫機能も、これらの出生時の問題によって大きく左右されます。

先述のように、食事や睡眠などの生活習慣ももちろん大切です。

しかし、資本である身体に問題があった場合には、それらの健康管理が100%効果を発揮できないような状態になっている可能性があるのです。

このような考え方は、オステオパシーやカイロプラクティックなどの手技療法の世界では常識となっています。

お子さんの将来に関わる大切な問題だと言えます。

そのあたりについては、親御さんが正しい情報をキャッチして、お子さんの世代にパスしてあげる必要があると感じています。

特に小児やマタニティ、産後の治療については繊細な技術を要するため、私も毎年技術の勉強を続けています。

また、幼い子供をもつ1人の父親としても、少しでもあなたのお子さんにとってプラスになるものをお届けできるように心がけています。

定期的に幼い息子の整体もしていますが、気持ちが良いのか見ての通りこの笑顔(笑)

小児整体をしている様子

当院の免疫力アップの小児整体

子供の整体施術の様子

当院での子供の免疫力アップの整体についてご紹介していきます。

座った姿勢でも寝た姿勢でも、様々な姿勢での施術が可能です。

小児整体をしている様子


施術で主に行うことは

  • 神経伝達のチェック
  • 身体の歪みの状態把握
  • 自律神経の調整
  • リンパ循環へのアプローチ


などです。

各種検査で得られた情報をもとに、どこに問題が起きているのかをチェックしていき施術を行います。

触れているぐらいの優しい刺激の整体ですので、痛みを伴うことは一切ありません。

大切なお子さんの命です。

触れ方・刺激量・施術における禁忌など、小児整体を行う上で重要なことは熟知しておりますのでご安心ください。

整体などに対する不安をお持ちの方は、よくあるご質問ページにも小児整体の詳細が掲載されております。

ぜひ一度ご覧ください。→◇よくあるご質問ページ

当院の小児整体を受けた方の声

当院の小児整体を受られけた方の声をご紹介します。

お悩みの症状:落ち着きがない、気分のムラが激しい

【ご感想(お母様代筆)】

乾先生のホームページで初めて小児整体の存在を知りました。

6歳の娘は落ち着きがないなどの発達上の不安もあり、先生に相談させていただいてスタートしてみることに。

診てもらうと頭から首にかけて筋肉がとても硬く、ストレスが溜まっているのかもと指摘を受け、驚いたのを覚えています。

元気すぎてパワフルすぎると思っていた娘も、いろいろな変化に精一杯で疲れていたのかと思いました。

通い始めて5〜6回で落ち着いて施術も受けられるようになり、気づけば幼稚園での落ち着きのなさやトラブルも聞かなくなったり、集団行動もしっかり取れるようになりました。

また、就寝時も今までは1時間ほどかかっていたのが、寝付きが良くなり、今では10分ほどで眠れるようになっておりとても感謝しています。

子供の発達に関しては、本人の成長や慣れ、様々な環境整備も必要ですが、施術を受けてからは身体が楽そうで嬉しいです。

これからもよろしくお願いします。


※個人の症例です。全ての方に効果を保証するものではありません。

お悩み:後頭部の形の歪み、発語の遅れ、足の爪の変形(3歳6ヶ月)

※個人の症例です。全ての方に効果を保証するものではありません。

お悩み:頭の歪み、チック症、せき・目やに(3歳2ヶ月)

※個人の症例です。全ての方に効果を保証するものではありません。

産後の整体を受けられた女性が、ご自身の身体の変化についてお話しして下さいました。

こちらの動画の後半で、小児整体を受けてお子さんの癇癪(かんしゃく)がよくなったとご感想もいただきました。

※個人の感想です。全ての方に効果を保証するものではありません。

まとめ

子供の免疫力を高める整体についてまとめていきます。

  • 子供の免疫はまだ発達の途中段階である
  • 過度な除菌や殺菌は免疫を低下させる
  • 免疫向上のためには神経伝達・リンパが重要
  • 出生児の問題を小児整体でサポートできる


お子さんの健康面に関するお悩みをお持ちの方はたくさんいらっしゃいます。

私にも子供がおりますが、親であれば子供の健康を願うのは当然のことです。

しかし、何が子供の健康につながるのか、知らなければ実践のしようもありませんよね。

大切なお子さんの免疫力を高めるために、整体での身体のメンテナンスはかなりの威力を発揮します。

お子さんが本来持つ自然治癒力を高めて、元気で強い子に育てたい親御さんは一度ご相談いただければと思います。


*ご予約はこちら→〈予約・お問い合わせページ〉

【記事作成者 整体サロンINUI(新大阪・西中島南方)】

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乾 裕樹

乾 裕樹

大阪府出身 1990年9月11日生まれ 血液型 A型 明治東洋医学院専門学校 鍼灸学科卒業 取得国家資格 はり師・きゅう師 一般社団法人 日本統合手技協会 理事 一般社団法人 日本統合手技協会 公認インストラクター 京都府立医科大学 解剖実習修了  (施術家としての経歴) 高校卒業後、18歳で施術家の道へ。 午前は鍼灸の専門学生として学び、午後は地元の鍼灸整骨院で夜遅くまで勤務。 主に運動器疾患やスポーツ障害についての理論や施術方法を習得する。 ↓ 専門学校卒業後は不妊症を専門とする鍼灸院にて修行。 婦人科疾患や逆子の施術、小児はり、自律神経失調症の方々へのアプローチ、東洋医学的な診察方法について学ぶ。 お客様への接遇や仕事に対する姿勢など、社会人としての基礎を教えて頂く。 ↓ 内臓へのアプローチを専門とする整体サロンにて修行。 肩こりや腰痛などをはじめとする身体の痛みと、内臓の問題が関連することを学ぶ。 それと同時に、筋肉を揉んだりほぐすだけでは根本的には良くならないことを知る。 ↓ 妊産婦のお悩みを専門に扱う整体サロンにて修業。 産後骨盤矯正やマタニティ整体を通して、産後ママや妊婦の身体の状態について学ぶ。 その他、発達の遅れやチックなどの小児整体、美容鍼・小顔矯正のテクニックを習得。 26歳で同サロンの分院長に就任。 約4年にわたり代表セラピストとして全ての施術メニューを担当し、所属スタッフの技術指導・育成に携わる。 ↓ これまでの技術・経験だけでは改善できない症状に数多く巡り合い、施術家としての頭打ちを感じる。 そんな折、現在の師匠である松本恒平と出会う。 多くの施術家が見落としている原理原則、触診、国際基準の療術について学び、これまで習得した技術や知識のバラバラだった”点”が”線”で繋がる。 それをきっかけに、辛い症状と闘う人たちの力になれることを確信し地元である新大阪・南方エリアにて開業。

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