院長ブログ

頬骨の出っ張りの整体|原因や矯正について小顔矯正で人気の整体サロンINUI(大阪)が解説

こんにちは。新大阪・西中島南方エリアの整体院、整体サロンINUI 代表の乾です。

私は18歳で整体業界に入ってから15年以上、頬骨の出っ張りをはじめとする美容のお悩みの施術現場に携わってきました。

今回の記事では、慢性症状専門の整体師である私の経験をもとに、頬骨の出っ張りの原因や当院での小顔矯正についてお話ししていきたいと思います。

頬骨の出っ張りについて

小顔矯正の施術風景

頬骨の出っ張りについてお伝えしていきます。

頬骨が出ていることで悩まれている方は、世の中にはたくさんいらっしゃいます。

頬骨はお顔の印象にも大きく関わりますし、出ている部分だけでなく顔全体としてのサイズ感にも影響します。

「ここがもう少しへっこんでくれたらな〜」

鏡を見るたびに思われる方もいるのではないでしょうか?

そんな頬骨の出っ張りに関するお悩みについて、小顔矯正もおこなう私の経験を踏まえてお伝えできればと思います。

当院での頬骨の出っ張りの症例

当院での頬骨の出っ張りに対する小顔矯正の症例をご紹介していきます。

まずは下の写真をご覧ください。

小顔矯正のビフォーアフター写真

こちらの女性は、頬骨の出っ張りと顔のむくみを気にしていらっしゃいました。

施術前は頬骨を含む顔の真ん中のエリアが、前方・外方に出ているような印象がありました。

しかし、施術を通してそれらが中心部の方に収まったような感覚をご本人が感じられました。

頬骨の外方への広がりはもう少し改善の余地がありそうですが、顔全体の前方へ主張される感じはかなりマシになっていると思います。

初回の施術での変化なので、今後の経過を見ていく必要がありますが、このように頬骨のあたりの変化も十分望むことができます。

頬骨の出っ張りの原因

頬骨の出っ張りの原因についてご紹介していきます。

一般的に言われている原因としては、

  • 生活習慣
  • 遺伝的要素
  • 加齢によるもの


などのものがよく挙げられます。

それぞれ解説していきましょう。

生活習慣の問題

生活習慣の問題によって頬骨の出っ張りが引き起こされるケースがあります。

例えば、食べ物を噛む際の左右差があったり、噛み締めグセがあったりすると頬骨のエリアにも影響を及ぼします。

なぜなら、咀嚼する際に使う咬筋をはじめとする顔面の筋肉は、頬骨の周辺にもつながってくるからです。

その他には、頬杖をよくついているなど、局所に対する圧迫などのストレスが加わることによって頬骨の出っぱりが起きるという説や、むくみが関連するなどとも言われています。

遺伝的要素

遺伝的要素によって頬骨の出っ張りを引き起こしているケースがあります。

遺伝的要素とは、生まれつきの骨格によるものを指しています。

皆さんそれぞれ、面長な人もいれば丸顔の方もいますよね?

それと同じく、生まれつき頬骨が出っ張っているタイプの方もいます。

加齢によるもの

加齢についても、頬骨の出っ張りの要素のひとつであると言われています。

私たちの頬骨の下部には、脂肪体という組織があります。

しかし、その脂肪体が年齢によって少なくなることで頬骨のラインが際立ってしまい、出っぱっているように見えるケースがあります。

いわゆる、コケたような印象を与えてしまうようなイメージです。

一般的な対処法

頬骨の出っ張りに対する一般的な対処法をご紹介していきます。

フェイシャルマッサージ

目立たないようにメイクをする

美容外科手術を受ける

頬骨について【図解】

頬骨の構造などについて、図を用いて解説していきます。

頬骨の位置を表した骨格模型

頬骨(きょうこつ)は、上の写真で示したエリアにある骨です。

頬骨は顔面や頭蓋骨との中継点として、いくつかの骨にまたがるようにして付いています。

隣接する骨には、

  • 水色で示した前頭骨(ぜんとうこつ)
  • 黄色で示した蝶形骨(ちょうけいこつ)
  • オレンジで示した側頭骨(そくとうこつ)
  • 緑色で示した上顎骨(じょうがくこつ)


などが挙げられます。

そのため、構造的には頬骨以外の各骨の影響も受けるため、頬骨以外の問題にも注目した上で調整をおこなっていく必要があります。

また、「頬骨が出っぱる」とは言うものの、実際には隣接する上記の骨たちと硬い組織として結合しているため、頬骨だけが動いて突出するとは考えづらいです。

頬骨の出っ張りの骨格模型

上の写真を見てわかる通り、頬骨のパーツだけが大きく動くことはほぼ無さそうです。

臨床でよくある頬骨の出っ張りの原因

私の臨床経験上、頬骨が出っ張っている方に多い原因箇所というものがあります。

身体の仕組みを踏まえた時、考えられる原因について具体的にご紹介していきます。

頬骨周辺の問題

頭蓋骨の骨模型

局所である、頬骨の周辺に問題が起きているケースがあります。

「頬骨について【図解】」でもお伝えした通り、頬骨は隣接する複数の骨をまたいで付着しています。

そのため、頬骨自体に問題が起きるケースもあれば、その周辺の問題が影響することだってあるのです。

特に、先ほどお伝えした前頭骨(ぜんとうこつ)・蝶形骨(ちょうけいこつ)・側頭骨(そくとうこつ)・上顎骨(じょうがくこつ)などは、頬骨と関連が深い骨だと言えます。

個人的には、間接的に関わってくる後頭部の骨にも、何らかの問題が起きているケースが多いと感じています。

そのあたりの問題を整えることで、頬骨の出っ張りに対する施術をおこなっていきます。

頭蓋骨の問題

自律神経の調整の整体

頭蓋骨の問題がきっかけで、頬骨の出っ張りを引き起こしているケースがあります。

なぜなら、顔やあたまの状態は、常に全身と相互に影響し合うからです。

つまり、顔自体を整えたとしても、身体に何らかの問題を抱えている限りは、根本的には改善されないということです。

ちなみに、顔とあたまは構造的に分解すると、「顔面頭蓋(がんめんとうがい)」と「脳頭蓋(のうとうがい)」に分けられます。

顔面頭蓋と脳頭蓋を横から見ると、下の写真のような感じです。

横から見た頭蓋骨の模型


顔面頭蓋と脳頭蓋をふたつに分解すると…

取り外した頭蓋骨の模型

↑こんな感じに。

実は、構造的にはあたまに対して顔がぶら下がるような状態になっているのです。

つまり、顔をいくらいじっても、基盤となるあたまの歪みやその他の全身の問題がある場合、顔はそれらの問題の影響を受け続けるということなのです。

「顔の上に頭が乗っかっているのでは?」

そんな意見も出てきそうですが、支える軸となる頸椎(首の骨)はあたまに対してくっついているので、構造的にはやはり「あたまに対して顔がぶら下がっている」が適切だと考えます。

股関節の問題

股関節を示した骨模型
【股関節を示した骨模型】

頬骨の出っ張りでお悩みの方は、股関節の問題を抱えているケースが多いです。

古くから伝わる古典整体の中では、頬骨と股関節には相関性があると言われています。

それは、頬骨の歪みが股関節に、逆に股関節の歪みが頬骨に影響することがある、ということを意味しています。

無理矢理当てはめるつもりはありませんが、確かに頬骨の歪みに相関するようにして股関節に問題を抱えている方がいます。

あなたが股関節周りの硬さを自覚しているのであれば、このような可能性もあるかもしれません。

【注意】頬骨の出っ張りの間違ったケア

頬骨の出っ張りに対するケアについて、注意が必要となるものをご紹介していきます。

頬骨のでっぱりや小顔矯正に関するWEBページなどには、「手の平で頬骨をギューッと内側に押さえつける」というセルフケアがよく載っています。

「頬骨が出ているから押さえて引っ込める」

ごく自然な対処法のような気がしますが、これは実は間違ったケアの仕方です。

「臨床でよくある頬骨の出っ張りの原因」でもお伝えしましたが、頬骨の出っ張りには局所だけでなく周辺の問題も絡んでいるケースが数多くあります。

そのため、闇雲に頬骨を押さえるだけでは改善しないケースがほとんどです。

むしろ、強い刺激を加えることで余計な緊張を生み、別の問題に繋がる可能性もあります。

そのような影響を加味した上で、当院では顔や頭を強く圧力を加えるような施術は、整体的観点から禁忌であると考えます。

症状の有無に関わらず、身体に対して痛みを伴うようなレベルで刺激を入れることはおすすめできません。

顔の調整だけでは効果が続きにくい

骨盤の模型を用いた説明風景

頬骨の出っ張りをはじめとする顔周りの問題は、顔だけの施術では効果が長続きしません。

なぜなら、顔も身体の一部であるため、全体を整えないと根本的に問題は解決できないからです。

本当に顔の一部分だけに問題が起きているのであれば、理論上そこだけの施術でよくなることは十分考えられます。

しかし、実際の臨床ではそのようなケースはほぼ有り得ません。(少なくとも私は出会ったことがない)

そのため、当院では小顔矯正の施術をおこなう際、必ず全身の整体もセットで診ていきます。(小顔矯正の料金以外で追加費用が発生することはありません)

逆を言えば、顔以外の問題が大きかった場合には、そちらの問題を調整することによってお顔の状態にも変化が出てきます。

寝てしまうほどやさしい小顔矯正

小顔矯正の施術風景

当院では、小顔矯正を受けられるお客様のほとんどが施術の途中で眠ってしまいます。

お顔の状態を整えるためには、筋肉や骨格以外にも神経や体液の調整を必要とします。

そのため、寝てしまうくらいリラックスしてもらえないと、それらの深い部分への刺激がうまく行き渡りません。

ひとつひとつのアプローチを繊細におこなうことで、効果を最大限に発揮させることが可能となります。

当院ではリラクゼーション目的の施術はおこなっておりませんが、施術を受けた結果リラックス感も同時に得られる整体となっております。

当院での頬骨の出っ張りの整体

当院での頬骨の出っ張りの整体についてご紹介していきます。

・構造面のチェック

首の可動域検査の様子

まずは全身の構造面の問題をチェックしていきます。

先ほどお伝えしたように、頬骨の問題は股関節などの遠い箇所の問題とも相互に関わるため、全身のバランスについて把握する必要があります。

・神経学的検査

神経学的検査をしている様子

神経学的検査をおこない、関節の位置感覚や脳神経の伝達についてチェックしていきます。

ここでのバランス感覚が咬筋の緊張や膨隆にもつながるため、重要な検査となります。

・構造面へのアプローチ

全身の構造面の問題に対して、整体によるアプローチをおこないます。

・体液循環の調整

足の整体施術をしている様子

リンパ液・血液・脳脊髄液(CSF)をはじめとする体液循環を整えていきます。

体液循環は頬骨の問題とも相互に関連し合うため、要チェックのポイントとなります。

・顔周りへのアプローチ

アゴ周りの整体の様子

局所である顔周りの調整をおこなっていきます。

頬骨に隣接する顔面の調整をおこない、頬骨の出っ張りを改善に導いていきます。

・自律神経の調整

自律神経調整の整体の様子

自律神経へのアプローチをおこないます。

自然治癒力にも関連する部位であるため、身体を根本から改善するために重要な調整となります。

当院で小顔矯正を受けた方の声

当院で小顔矯正を受けられた方の声をご紹介します。

小顔矯正の利用者の声
【当院のGoogleレビューより引用】


小顔矯正の利用者の声
【当院のGoogleレビューより引用】


小顔矯正の利用者の声
【当院のGoogleレビューより引用】


※個人の感想です。全ての方に効果を保証するものではありません。

まとめ

頬骨の出っ張りの整体についてまとめていきます。

  • 一般的には生活習慣・遺伝・加齢が原因とされている
  • 頬骨は複数の骨にまたがって存在している
  • 全身が関わるため頬骨だけの施術では改善は厳しい
  • 臨床的には周辺の骨や股関節などが関連すると考える
  • 強く押さえるような施術やセルフケアは禁物
  • 全身の施術を行うことで効果が長続きする


頬骨の出っ張りをはじめとする、お顔周りのことでお悩みの方はたくさんいらっしゃるかと思います。

こちらの記事でもお伝えした通り、頬骨以外の箇所も関連して起こるケースがほとんどです。

当院では、頬骨の出っ張りの原因について、様々な検査や施術を用いてアプローチしていきます。

お悩みの方は一度ご相談いただければと思います。


*ご予約はこちら→〈予約・お問い合わせページ〉

【記事作成者 整体サロンINUI(新大阪・西中島南方)】

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乾 裕樹

乾 裕樹

大阪府出身 1990年9月11日生まれ 血液型 A型 明治東洋医学院専門学校 鍼灸学科卒業 取得国家資格 はり師・きゅう師 一般社団法人 日本統合手技協会 理事 一般社団法人 日本統合手技協会 公認インストラクター 京都府立医科大学 解剖実習修了  (施術家としての経歴) 高校卒業後、18歳で施術家の道へ。 午前は鍼灸の専門学生として学び、午後は地元の鍼灸整骨院で夜遅くまで勤務。 主に運動器疾患やスポーツ障害についての理論や施術方法を習得する。 ↓ 専門学校卒業後は不妊症を専門とする鍼灸院にて修行。 婦人科疾患や逆子の施術、小児はり、自律神経失調症の方々へのアプローチ、東洋医学的な診察方法について学ぶ。 お客様への接遇や仕事に対する姿勢など、社会人としての基礎を教えて頂く。 ↓ 内臓へのアプローチを専門とする整体サロンにて修行。 肩こりや腰痛などをはじめとする身体の痛みと、内臓の問題が関連することを学ぶ。 それと同時に、筋肉を揉んだりほぐすだけでは根本的には良くならないことを知る。 ↓ 妊産婦のお悩みを専門に扱う整体サロンにて修業。 産後骨盤矯正やマタニティ整体を通して、産後ママや妊婦の身体の状態について学ぶ。 その他、発達の遅れやチックなどの小児整体、美容鍼・小顔矯正のテクニックを習得。 26歳で同サロンの分院長に就任。 約4年にわたり代表セラピストとして全ての施術メニューを担当し、所属スタッフの技術指導・育成に携わる。 ↓ これまでの技術・経験だけでは改善できない症状に数多く巡り合い、施術家としての頭打ちを感じる。 そんな折、現在の師匠である松本恒平と出会う。 多くの施術家が見落としている原理原則、触診、国際基準の療術について学び、これまで習得した技術や知識のバラバラだった”点”が”線”で繋がる。 それをきっかけに、辛い症状と闘う人たちの力になれることを確信し地元である新大阪・南方エリアにて開業。

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