院長ブログ

アレルギー性鼻炎の整体|症状や改善について慢性症状専門の整体サロンINUIが解説

こんにちは。新大阪・西中島南方エリアの整体院、整体サロンINUI 代表の乾です。

私は18歳で整体業界に入ってから12年以上、アレルギー性鼻炎をはじめとする免疫症状の施術現場に携わってきました。

今回の記事では、慢性症状専門の整体師である私の経験をもとに、アレルギー性鼻炎の症状や当院での整体についてお話ししていきたいと思います。

アレルギー性鼻炎とは?

アレルギー性鼻炎の概要についてお伝えします。

「アレルゲン」というアレルギーの原因物質が、鼻の粘膜に付着することで起きるアレルギー反応のことです。

アレルゲンには様々なものがあり、

  • スギ花粉
  • ブタクサ
  • ダニ
  • ハウスダスト
  • 犬・猫などの動物


などが挙げられます。

花粉などの季節に伴い起こる「季節性アレルギー」もあれば、年間通して続けて起こる「通年性アレルギー」というものもあります。

アレルギー反応の出方には個人差があるため、対処の仕方はその人によって異なるという傾向があります。

アレルギー性鼻炎の症状

アレルギー性鼻炎の症状についてご紹介していきます。

季節性アレルギーの場合は、目・鼻・耳・喉などのかゆみ、皮膚症状、頭重感などがメインです。

通年性アレルギーの場合は、鼻詰まり・鼻水・くしゃみなどが起こることが多いです。

また、発作性に起きることも特徴のひとつです。

繰り返しのくしゃみが起きたり、鼻水が止まらないなど、日常生活にも支障の出るケースがあります。

病院での検査・診断

病院でのアレルギー性鼻炎の検査・診断についてお話ししていきます。

病院に行かれる場合は、

  1. 耳鼻咽喉科
  2. 呼吸器内科
  3. アレルギー科


のいずれかを受診されると良いです。

検査としては、まずは問診を通して日常生活でのアレルゲンの有無について考察します。

その他にも、皮膚のパッチテストを用いて調べたり、血液中の抗体や鼻汁を調べることでアレルギーについて判断していきます。

一般的な対処法

骨盤模型を使って説明している様子

病院での治療は、主に薬を用いておこなわれます。

点眼薬、点鼻薬、吸入薬、内服薬など、様々な種類のものが処方されます。

鼻詰まりがひどい場合などは、機械によって吸入したりすることで解消を図るケースもあります。

ただし、うまく効果が得られない場合や副作用が強く出るケースなどもあるため、服用に際しては医師との連携が必要となります。

アレルギーは近年増加傾向

厚生労働省のデータによると、

アレルギー疾患は、国民の約5割が罹患する国民病であり、喘息死については減少し ている(平成17年:3,198名→平成21年:2,139名→平成26年:1,550名)ものの、 花粉症などのアレルギー疾患は増加(平成10年:19.6%→平成20年:29.8%)。

厚生労働省 資料2 アレルギー疾患の現状等


このような発表されており、近年のデータを見ていても確実に増加していることが分かります。

アレルギーには、生活・環境因子などが大きく関連します。

ただし、整体的観点でみると、身体の硬さや歪みなどの問題を取り除くことで、免疫の状態は大きく変化してくると考えます。

副鼻腔炎を併発することも

頭蓋骨の骨格模型

アレルギー性鼻炎では、約4割程度の方が副鼻腔炎を併発するとも言われています。

理由としては、アレルギー性鼻炎が長期に渡って続くことで、鼻や副鼻腔の粘膜が慢性炎症を引き起こして蓄膿症となりやすいからです。

副鼻腔炎の場合、中には手術に至るケースもあり、1週間程度の入院を要することもあります。

整体でできること

整体施術では、身体の歪みなどを取り除くことで、身体の免疫システムを最大限発揮させることができます。

また、免疫機能を整えるためには、身体の各部位の問題を細かく判断していく必要があります。

それぞれ解説していきましょう。

脊柱や骨盤の調整

骨盤矯正をしている様子

脊柱や骨盤には免疫系をつかさどる自律神経が通っています。

そのため、骨格を整えることで免疫系が円滑に機能しやすい状態を作り、アレルギー性鼻炎をはじめとするアレルギー症状の緩和に効果が期待できます。

脳脊髄液(CSF)の調整

脳脊髄液の循環のイメージ図
【プロメテウス解剖学アトラス 頭頸部/神経解剖第3版より引用】

頭の中や背骨の中には、脳脊髄液(CSF)という液体が流れています。

療術のひとつであるオステオパシーの中では「脳脊髄液(CSF)は身体の薬箱」と言われています。

それぐらい身体にとって重要な働きをしており、免疫をはじめとするアレルギー性鼻炎にも影響を与えるものであると考えられます。

当院では、整体の施術によってそのあたりへのアプローチもおこなっていきます。

顔面部の調整

顔面には、皮膚や筋膜・骨などたくさんの組織が集まっています。

その内部には骨同士がパズルのように合わさってその形を作っているため、顔の骨に対するアプローチもアレルギー性鼻炎に対して効果的であると考えます。

写真のように、鼻骨や上アゴ・側頭部など、局所である鼻の周辺へのアプローチも可能となっています。

体質を変えていくために

「こういう体質だから…」
「昔からのことだから…」

そう言ってご自身の体質のことを諦めていませんか?

私たちの身体には死ぬ直前まで、良くなろうとする反応が起き続けています。

先天性のものはもちろんのこと、今までの習慣によって体質は作られていますから、それを改善することで確実に状態は変わってきます。

アレルギー性鼻炎もそのひとつです。

こちらの記事でもお伝えしたように、体質改善のために整体でできることは数多くあります。

お悩みでしたら一度ご相談いただければと思います。


*ご予約はこちら→〈予約・お問い合わせページ〉

【記事作成者 整体サロンINUI(新大阪・西中島南方)】

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乾 裕樹

乾 裕樹

大阪府出身 1990年9月11日生まれ 血液型 A型 明治東洋医学院専門学校 鍼灸学科卒業 取得国家資格 はり師・きゅう師 一般社団法人 日本統合手技協会 理事 一般社団法人 日本統合手技協会 公認インストラクター 京都府立医科大学 解剖実習修了  (施術家としての経歴) 高校卒業後、18歳で施術家の道へ。 午前は鍼灸の専門学生として学び、午後は地元の鍼灸整骨院で夜遅くまで勤務。 主に運動器疾患やスポーツ障害についての理論や施術方法を習得する。 ↓ 専門学校卒業後は不妊症を専門とする鍼灸院にて修行。 婦人科疾患や逆子の施術、小児はり、自律神経失調症の方々へのアプローチ、東洋医学的な診察方法について学ぶ。 お客様への接遇や仕事に対する姿勢など、社会人としての基礎を教えて頂く。 ↓ 内臓へのアプローチを専門とする整体サロンにて修行。 肩こりや腰痛などをはじめとする身体の痛みと、内臓の問題が関連することを学ぶ。 それと同時に、筋肉を揉んだりほぐすだけでは根本的には良くならないことを知る。 ↓ 妊産婦のお悩みを専門に扱う整体サロンにて修業。 産後骨盤矯正やマタニティ整体を通して、産後ママや妊婦の身体の状態について学ぶ。 その他、発達の遅れやチックなどの小児整体、美容鍼・小顔矯正のテクニックを習得。 26歳で同サロンの分院長に就任。 約4年にわたり代表セラピストとして全ての施術メニューを担当し、所属スタッフの技術指導・育成に携わる。 ↓ これまでの技術・経験だけでは改善できない症状に数多く巡り合い、施術家としての頭打ちを感じる。 そんな折、現在の師匠である松本恒平と出会う。 多くの施術家が見落としている原理原則、触診、国際基準の療術について学び、これまで習得した技術や知識のバラバラだった”点”が”線”で繋がる。 それをきっかけに、辛い症状と闘う人たちの力になれることを確信し地元である新大阪・南方エリアにて開業。

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