こんにちは。新大阪・西中島南方エリアの整体院、整体サロンINUI 代表の乾です。
私は18歳で整体業界に入ってから12年以上、小児整体や小児はりなどの子供の施術現場に携わってきました。
今回の記事では、自律神経症状専門の整体師である私の経験をもとに、夜泣きの原因や対策・当院での小児整体についてお話ししていきたいと思います。
夜泣きでお困りの産後ママへ
子供の夜泣きで困っているママは、あなただけではありません。
“赤ちゃんは泣くもの”
そう割り切れれば誰も苦労はしませんが、できることならスヤスヤと眠ってくれれば助かりますよね?
また、自分で寝れる子になってくれれば嬉しいですよね?
夜泣きがひどくてどうしようもない状況だとしても、お子さんの夜泣きや体質的な部分に気づいてあげるだけで、夜泣きの症状が緩和される可能性は十分にあります。
少しでも夜泣きで大変なママさんたちのお力になれるよう、夜泣きの原因や体質・整体でできることなどについて順番に解説していきます。
子供の夜泣きについて
子供の夜泣きについて、概要をご説明していきます。
その名の通り「赤ちゃんが夜中に泣くこと」ですが、
- お腹が減った
- おむつのタイミング
- 暑い・寒い
- 大きな音がした
これらの要素で赤ちゃんが泣くのは、ごく自然なことです。
ここでの夜泣きとは、上記のような要因が特に見当たらないにも関わらず、赤ちゃんが泣き続けている状況を指して言います。
親としては、考えられる手は尽くしたのになかなか泣き止まない。
何らかの原因があって泣いているのは確かですが、そのような夜泣きが続くことで精神的・肉体的に疲弊し悩まされることにつながります。
夜泣きの原因
夜泣きの原因については、今のところまだハッキリと分かっていません。
現在考えられている夜泣きの原因は、昼間に受けた刺激の情報処理中に起こるという説や、発達段階における睡眠サイクルの不安定性などが提唱されています。
また、月齢によって睡眠のサイクルが異なるため、年齢などの要素も夜泣きに関連すると言われています。
病院での夜泣きの対応
病院での夜泣きの対応についてご紹介していきます。
病院では、問診を行い夜泣きの程度や別の疾患などの可能性を除外・鑑別していきます。
治療に関しては、ハッキリと有効なものが確立されておらず、漢方薬などが処方されるケースもあります。
ニュースにも取り上げられていましたが、「夜泣き外来」というものが新設される病院も出ています。
夜泣きに精通した医師による診察を行なったり、作業療法士や保育士のもと、発達の遅れなどがないかチェックを行なったりします。
必要に応じて、睡眠に関わるメラトニンホルモンを投与することもあります。
東洋医学で診る夜泣き
夜泣きについて、東洋医学を用いて解説していきます。
そもそも東洋医学とは、統計学に基づき体質や病の状態を判断していく学問です。
脈の状態や本人の体質的傾向などが、各症状に対して体系づけられているため、西洋医学では原因が分からないものについても適応となることが特徴の一つです。
そして今回の夜泣きについては、東洋医学では肝臓との関連が深いと考えます。
東洋医学における肝臓は、樹木のように上に伸びていったり、主に発散する働きを持っています。
その発散作用が体質的に弱い、または身体の何らかの問題によって十分機能していないということが考えられます。
以下、肝タイプのお子さんに多い所見です。
- 眉間に青筋が入っている
- 目が切長の傾向
- 髪の毛の一部が逆立っている
- イライラしやすい
- よくキーキー言う
- 肩や首周りの筋肉がかたい
- 目が充血しやすい
- スマホなどのブルーライトをよく浴びる
- 筋肉質
上記に多く当てはまる場合、東洋医学的に肝体質の可能性が高いです。
また、肝タイプの場合は小児整体や小児はり、親子のスキンシップケアなどを通して、夜泣き症状の改善が期待できます。
肝タイプの夜泣きの捉え方
肝タイプの夜泣きの捉え方や、親御さんの向き合い方について解説していきます。
肝タイプの子はいわゆる”イライラちゃんタイプ”で、身体の発散作用がうまく機能していない状態です。
発散する場面の一例としては、
- 外に出て遊ぶ
- 大きな声を出す
- 身体を動かす
- 汗をかく
などが挙げられます。
しかし、成長・発達の途中段階であるため、やりたいこと全てが満足にできるわけではありません。
自分の中にある「あれがしたい!これがしたい!」という思いと、今の自分ができるアクションの量やそのクオリティーにギャップが生まれてしまいます。
その結果、「もう!やりたいのにできないよー!」となってしまい、日中のイライラや夜泣きにつながっている可能性があります。
公園を散歩するなど、日中の外出頻度を高めたり、たまには大声で泣かせてあげることもお子さんの発散には大切です。
夜泣きの対策3選
夜泣きの対策について、3つに分けてご紹介していきます。
電気(明かり)の管理
部屋の明かりの管理をすることは、夜泣きの対策において重要です。
室内の電気やスマホ、電化製品などの明かりは子供にもかなりの刺激となります。
日が沈んだ段階で照明を暗めにしたり、間接照明などを用いてできる限り刺激の少ない環境を作りましょう。
夜中はなるべく電気を全て消して、真っ暗な状態を作ってあげたほうが良いでしょう。
手の届く範囲にすぐにスイッチの入る小さな照明などを置いておき、夜中の授乳などの際もなるべく少ない明かりで対応できるように心がけることをおすすめします。
↓ちなみにうちではこんなタイプの照明を最小限の明るさに設定し、なるべく刺激を与えないように工夫しています。
過度なおむつ交換をやめる
過度なおむつ交換が刺激となり、夜泣きにつながるケースがあります。
うんちやお尻かぶれがある場合は例外ですが、おしっこだけであれば一晩は持ちます。
“おむつ替えをすること自体も刺激”ということを理解した上で、おむつへの対応を見直してみましょう。
声かけや音を控える
寝かしつけの際に声かけを頻繁に行うと、その音自体が刺激になってしまうことがあります。
また、音がないとなかなか寝付けないなどの原因にもつながります。
夜中は、できれば声かけを控えたほうがうまくいくかもしれません。
日常での夜泣きケアの方法
日常での夜泣きケアについてご紹介していきます。
整体的観点からオススメする夜泣きのケアは、
お子さんに たくさん触れる ことです。
抱っこでももちろん構いませんが、寝かせた状態で全身を優しくさすったり手や足を動かして一緒に遊んであげましょう。
この”触れる”という刺激には安心したり落ち着いたりする働きがあります。
その際のポイントとしては、フェザータッチでやさしく触れるということ。
強く押さえるようにして触れると逆効果となりますのでご注意ください。
脳と皮膚は”外胚葉(がいはいよう)”というところから発生し、相互につながりを持っています。
そのため、皮膚に対する刺激を通して脳の興奮を鎮めることができると言われています。
あくまでも、 楽しく触れ合って遊ぶ ということを前提に、スキンシップをとっていただけると夜泣きにも効果的です。
セルフケアでは改善されない場合
ご自身で夜泣き対策を行っても改善されない場合は、小児整体や小児はりなどの薬を使わない方法がおすすめです。
音楽を用いたり、その他の夜泣きグッズには色々なものがあります。
しかし、夜泣きの原因が身体のどこかにある場合は、そこを整えることでしか根本改善は難しいと考えます。
出産時、産まれてくる赤ちゃんに加わる衝撃は相当なものです。
その際に、難産で分娩が長時間に渡ったり、出てくる際に頭がはまってしまったり、何らかの衝撃を身体に受けて私たちは生まれてきます。
そのことを「バーストラウマ」と言ったりします。
そして、そのような歪みなどを改善するには、正しい知識と技術をもったプロに見てもらうしか方法はないと思います。
私の息子も、生後すぐに師匠の整体院に連れていき、治療してもらっていました。
そのような経験も踏まえて、夜泣きをはじめとするお子さんのお悩みには、小児整体も選択肢としての一つになると考えます。
当院の小児整体について
当院の小児整体についてご説明していきます。
まずは、どんな体勢でも施術できるのが当院の強みの一つだと考えます。
やはり、中にはじっとしていられない子もいますが、そこは無理に誘導するのではなく、臨機応変に対処して行く必要があります。
↑このように座った状態で施術することもあれば
↑まだ首が座ってない子はお母さんに抱っこしてもらいながら施術したりします。
子供や妊産婦の治療は特に繊細なタッチが求められるため、ほとんど触れているぐらいの刺激で施術を行います。
大切なお子さんの命です。
大人の施術にも共通ではありますが、優しい刺激で丁寧に扱うことが大切です。
一度受けていただかないと写真だけでは分かりにくい部分もあるとは思いますが、こういった小児整体を行うことでお悩み解決の良いきっかけになるかもしれません。
私も絶賛子育て中で、毎日てんやわんやです。
自分の子供にも本当に良い施術をできるように日々トレーニングをしています。
1人で抱え込まず、一緒に頑張っていきましょう。
小児整体を受けられた方のお声
小児整体を受けられた方の声をご紹介します。
お悩み:後頭部の形の歪み、発語の遅れ、足の爪の変形(3歳6ヶ月)
※個人の症例です。全ての方に効果を保証するものではありません。
お悩み:頭の歪み、チック症、せき・目やに(3歳2ヶ月)
※個人の症例です。全ての方に効果を保証するものではありません。
お悩みの症状:落ち着きがない、気分のムラが激しい
【ご感想(お母様代筆)】
乾先生のホームページで初めて小児整体の存在を知りました。
6歳の娘は落ち着きがないなどの発達上の不安もあり、先生に相談させていただいてスタートしてみることに。
診てもらうと頭から首にかけて筋肉がとても硬く、ストレスが溜まっているのかもと指摘を受け、驚いたのを覚えています。
元気すぎてパワフルすぎると思っていた娘も、いろいろな変化に精一杯で疲れていたのかと思いました。
通い始めて5〜6回で落ち着いて施術も受けられるようになり、気づけば幼稚園での落ち着きのなさやトラブルも聞かなくなったり、集団行動もしっかり取れるようになりました。
また、就寝時も今までは1時間ほどかかっていたのが、寝付きが良くなり、今では10分ほどで眠れるようになっておりとても感謝しています。
子供の発達に関しては、本人の成長や慣れ、様々な環境整備も必要ですが、施術を受けてからは身体が楽そうで嬉しいです。
これからもよろしくお願いします。
※個人の症例です。全ての方に効果を保証するものではありません。
産後の整体を受けられた女性が、ご自身の身体の変化についてお話しして下さいました。
こちらの動画の後半で、小児整体を受けてお子さんの癇癪(かんしゃく)がよくなったとご感想もいただきました。
※個人の感想です。全ての方に効果を保証するものではありません。
まとめ
子供の夜泣きの整体についてまとめていきます。
- 特定の病院では夜泣き外来なども併設
- 東洋医学では肝臓が関わる
- 明かり・おむつ・音などの夜泣き対策がある
- スキンシップが夜泣き改善にとって大切
- 小児整体で改善例が多数ある
夜泣きを放置していると、親御さんの精神や肉体はボロボロの状態になってしまいます。
それが回り回って、結局お子さんの健康にも影響を及ぼしてしまうため、早期に対策を行うことが重要です。
個人的には、疲れているお母さんの身体のケアも優先度が高いので、「子供の夜泣きをどうするか」よりも家族全体の体調管理が必要なのだと考えます。
状況を打破したいと思われている方は、是非一度ご相談いただければと思います。
*ご予約はこちら→〈予約・お問い合わせページ〉
【記事作成者 整体サロンINUI(新大阪・西中島南方)】
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