院長ブログ

学習障害(LD)の整体|原因や小児整体でのケアについて整体サロンINUIが解説

こんにちは。新大阪・西中島南方エリアの整体院、整体サロンINUI 代表の乾です。

私は18歳で整体業界に入ってから12年以上、学習障害(LD)をはじめとする小児発達のケアなどに携わってきました。

今回の記事では、整体師である私の経験をもとに、学習障害(LD)の原因や当院での小児整体についてお話ししていきたいと思います。

学習障害(LD)とは?

学習障害(LD)についてご紹介していきます。

学習障害(LD)とは、知的発達に遅れはないが、学習における困難さを感じる発達障害のことを指します。

主には話す、聞く、書く、読む、計算することが難しいケースが多いです。

例えば、文章を読むのが極端に遅かったり、書くのが難しかったり、読み間違いや計算間違いなどが実際に出てきたりします。

教科書教育が始まる小学生の頃に気づくことが一般的で、学習に関わるスキルの習得に時間がかかったり、学習する上での困難さを感じることがあります。

逆に、それまでの時期には学習障害であることの判断が難しいことでも知られています。

できない分野以外では、そのような発達の遅れは見られないことなどから、「勉強不足」「努力不足」などと捉えられる傾向もあります。

また、学習障害における周囲のサポートを受けられないことも現実に起こる場合があります。

学習障害(LD)の原因

学習障害(LD)の原因については、現時点では詳しい原因はまだ分かっていません。

これは学習障害(LD)以外の発達障害全般においても同様です。

ただし、脳の機能の一部に障害が起きている可能性が提唱されています。

発達の過程と神経系の関連を考えても、脳や脳神経の連携に対して何かしらの問題が起きているのかもしれません。

病院での診断・治療

発達障害については、原因が明らかになっていないため、明確な診断基準も確立されていません。

アメリカ精神医学会の精神疾患の診断・統計マニュアル「DSM-5」や、世界保健機関(WHO)の「ICD-10」(『国際疾病分類』第10版)などを参考に判断していきます。

また、脳波の状態や認知、知能などに関する検査や医療面接などをおこなった上で総合的に診断していきます。

治療はそれぞれの特性に合わせて療育をおこない、状態によりノルアドレナリンや脳内ドーパミンに作用する薬を用いることがあります。

それに加えて、円滑な生活のために家族など周囲の人たちによるサポートも重要視されています。

周囲のサポート・接し方について

まずは初めにお伝えしておきたいのは、学習障害(LD)というのは努力だけでは改善が難しい部分もあるということです。

親御さんや周りからすれば、「なぜこれができないのか?」と理解に苦しむことがあるかもしれません。

しかし、本人は頑張ってしているつもりなのにできないということに苦しんでいたりします。

その際に頭ごなしに注意したり怒ってしまったりすると、余計に混乱してしまいます。

注意したからと言って今すぐに全てが変わる訳でもないということを理解した上で、受容してあげることも大切だと考えます。

整体でできること

小児整体の施術風景

小児整体で学習障害(LD)に対してできることをお伝えしていきます。

整体では、学習する上でとても重要な 脳神経の状態を整える ことができます。

それによって記憶力や認知機能の向上が期待でき、学習障害(LD)の状態緩和にもつながると考えます。

もしも原因が、一般的に言われる先天的な脳の一部の障害だとするのなら、その全てを取り除くのは難しいこともあるかもしれません。

しかし、学習するのには先ほどお伝えした脳の神経伝達の速度やルートなども関わるため、それらに何らかの問題がある場合は整体でそのあたりにアプローチをしておくことが大切です。

子供も整体を受けて良いの?

お子様も受けていただけますし、むしろ受けた方が良いです。

「子供も大人みたいに身体がこったりするの?」
「子供は成長期だから大丈夫なんじゃ?」

そう思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、子供も大人と同じように身体に問題を抱えるケースがあります。

普通分娩の場合、まずは生まれてくる際にお母さんの産道を通りますが、その際に母子ともにかなりの負担や衝撃を受けてきます。

そして、その衝撃は頭蓋骨をはじめとする身体の歪みなどの原因となります。

そのため、赤ちゃんの頃からそのような歪みを引きずっているケースもありますし、育った環境によって徐々に作られた問題など様々あります。

それらの問題をさかのぼってケアすることで、今起きている症状や状態を改善させる手助けとなります。

当院では、大人も子供も眠ってしまうような柔らかい刺激で安心・安全にお身体を整えていきます。

特に小児やマタニティ、産後の治療については繊細な技術を要するため、私も毎年技術の勉強を続けています。

また、幼い子供をもつ1人の父親としても、少しでもあなたのお子さんにとってプラスになるものをお届けできるように心がけています。

定期的に幼い息子の整体もしていますが、気持ちが良いのか見ての通りこの笑顔(笑)

小児整体をしている様子

学習障害(LD)の整体で大切なこと

学習障害(LD)の整体をする上で大切なことをお伝えしていきます。


・構造面の問題を整える
当然ですが、身体の歪みが学習をはじめとする認知機能にも関わってきます。

そのあたりの調整をおこなうことで、身体全体が正常に動くように整えていきます。

姿勢の悪さなども同時に改善に導くことが可能です。


・体液の循環を促進する
血液をはじめリンパ液や脳脊髄液(CSF)など、私たちの身体には様々な体液が流れています。

その体液が豊富に、かつ滞りなく循環していると身体は本来の力を発揮できます。

身体のどこかで停滞しているポイントがあると、そのせいで学習に関わる神経の伝達が悪くなったりします。

そのあたりの問題へのアプローチも大切な要素のひとつです。


・神経伝達をよくする
上記2つの調整によって神経の通り道や構造上の問題を取り除けたら、あとは神経伝達をよくする整体で整えていきます。

「構造・体液・神経」それぞれが整うことによって認知機能や記憶力など、学習に関わる部分の機能を高めていきます。

小児整体を受けられた方のお声

当院で小児整体を受けられた方の声をご紹介します。

お悩みの症状:落ち着きがない、気分のムラが激しい

【ご感想(お母様代筆)】

乾先生のホームページで初めて小児整体の存在を知りました。

6歳の娘は落ち着きがないなどの発達上の不安もあり、先生に相談させていただいてスタートしてみることに。

診てもらうと頭から首にかけて筋肉がとても硬く、ストレスが溜まっているのかもと指摘を受け、驚いたのを覚えています。

元気すぎてパワフルすぎると思っていた娘も、いろいろな変化に精一杯で疲れていたのかと思いました。

通い始めて5〜6回で落ち着いて施術も受けられるようになり、気づけば幼稚園での落ち着きのなさやトラブルも聞かなくなったり、集団行動もしっかり取れるようになりました。

また、就寝時も今までは1時間ほどかかっていたのが、寝付きが良くなり、今では10分ほどで眠れるようになっておりとても感謝しています。

子供の発達に関しては、本人の成長や慣れ、様々な環境整備も必要ですが、施術を受けてからは身体が楽そうで嬉しいです。

これからもよろしくお願いします。


※個人の症例です。全ての方に効果を保証するものではありません。

お悩み:後頭部の形の歪み、発語の遅れ、足の爪の変形(3歳6ヶ月)

※個人の症例です。全ての方に効果を保証するものではありません。

お悩み:頭の歪み、チック症、せき・目やに(3歳2ヶ月)

※個人の症例です。全ての方に効果を保証するものではありません。

産後の整体を受けられた女性が、ご自身の身体の変化についてお話しして下さいました。

こちらの動画の後半で、小児整体を受けてお子さんの癇癪(かんしゃく)がよくなったとご感想もいただきました。

※個人の感想です。全ての方に効果を保証するものではありません。

まとめ

学習障害(LD)の小児整体についてまとめていきます。

・学習障害(LD)は小学生頃に気付かれやすい
・学習障害(LD)には脳の機能や神経が関与
・周囲の人の接し方も治療において重要となる
・整体で認知・記憶力などの向上が期待できる
・子供の頃から早めに対応することが大切

学習障害(LD)と向き合うのには、周囲の方のサポートや身体自体の問題を整えることが必須です。

これによって少しでも負担のない生活を送れる子が増えるよう祈っております。

学習障害(LD)でお悩みの方は、一度ご相談いただければと思います。


*ご予約はこちら→〈予約・お問い合わせページ〉

【記事作成者 整体サロンINUI(新大阪・西中島南方)】

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乾 裕樹

乾 裕樹

大阪府出身 1990年9月11日生まれ 血液型 A型 明治東洋医学院専門学校 鍼灸学科卒業 取得国家資格 はり師・きゅう師 一般社団法人 日本統合手技協会 理事 一般社団法人 日本統合手技協会 公認インストラクター 京都府立医科大学 解剖実習修了  (施術家としての経歴) 高校卒業後、18歳で施術家の道へ。 午前は鍼灸の専門学生として学び、午後は地元の鍼灸整骨院で夜遅くまで勤務。 主に運動器疾患やスポーツ障害についての理論や施術方法を習得する。 ↓ 専門学校卒業後は不妊症を専門とする鍼灸院にて修行。 婦人科疾患や逆子の施術、小児はり、自律神経失調症の方々へのアプローチ、東洋医学的な診察方法について学ぶ。 お客様への接遇や仕事に対する姿勢など、社会人としての基礎を教えて頂く。 ↓ 内臓へのアプローチを専門とする整体サロンにて修行。 肩こりや腰痛などをはじめとする身体の痛みと、内臓の問題が関連することを学ぶ。 それと同時に、筋肉を揉んだりほぐすだけでは根本的には良くならないことを知る。 ↓ 妊産婦のお悩みを専門に扱う整体サロンにて修業。 産後骨盤矯正やマタニティ整体を通して、産後ママや妊婦の身体の状態について学ぶ。 その他、発達の遅れやチックなどの小児整体、美容鍼・小顔矯正のテクニックを習得。 26歳で同サロンの分院長に就任。 約4年にわたり代表セラピストとして全ての施術メニューを担当し、所属スタッフの技術指導・育成に携わる。 ↓ これまでの技術・経験だけでは改善できない症状に数多く巡り合い、施術家としての頭打ちを感じる。 そんな折、現在の師匠である松本恒平と出会う。 多くの施術家が見落としている原理原則、触診、国際基準の療術について学び、これまで習得した技術や知識のバラバラだった”点”が”線”で繋がる。 それをきっかけに、辛い症状と闘う人たちの力になれることを確信し地元である新大阪・南方エリアにて開業。

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