こんにちは。新大阪・西中島南方エリアの整体院、整体サロンINUI代表の乾です。
私は18歳で整体業界に入ってから12年以上経ち、小児はりや小児整体・子供の発達を支援する施術の現場に携わってきました。
こちらの記事では、子供の発達障害の特徴や当院でできる整体によるアプローチなどについてお話ししていきます。
発達障害とは?
発達障害とは、生まれつき持っている脳の機能の偏りや発達に関する障害などの総称です。
発達障害の症状は多岐に渡り、例えば「集団生活が苦手」「言葉の遅れ」「場面に合わせた切り替えが苦手」などが見られることがあります。
それによって起きる社会生活の中での過ごしづらさなどによって、本人が辛さを感じたり育児に関わる親御さんが悩みを抱えるケースがあります。
発達障害であるかどうかについては、ひと目見ただけではなかなか判断がつきにくいため、周囲から理解されない状況になってしまうことがあります。
「わがままな子」
「自己中心的な子」
「周りを困らせる子」
などと受け取られることもしばしば。
しかし、その子の持つ特性に合わせて周囲の協力や環境の整備などをおこなうことで、本人の過ごしやすさや周囲の人たちとのコミュニケーションはスムーズなものになると私は考えます。
あなたの大切なお子さんがのびのびと成長できるよう、当院では小児整体による様々なサポートをおこなっています。
発達障害の種類は主に3タイプ
発達障害の種類についてお伝えしていきます。
発達障害には主に
- 自閉症スペクトラム障害(ASD)
- 注意欠陥性多動障害(ADHD)
- 学習障害(LD)
などのものがあります。
同じ発達障害でも、それぞれ特徴が違ってきます。
また、どれか単体だけではなく、複数の特徴を併せ持つようなタイプの子もいたりします。
あくまでも目安ではありますが、その子や発達障害の特徴に合わせたコミュニケーションが大切となります。
上記の3タイプについて、それぞれ特徴などについてご説明していきます。
自閉症スペクトラム障害(ASD)
自閉症スペクトラム障害(ASD)についてご紹介していきます。
主な特徴としては
- 言葉が遅い
- 他者への興味が薄い
- 一人で遊ぶことが多い
- 目が合わない
- 人のマネをしない
- 表情が少ない
- 呼ばれても反応しない
- 人が多い場所を好まない
- 音に敏感である
などが挙げられます。
就学してからは、一方的なコミュニケーションの取り方になることがあったり、友達ができにくかったり、対人関係でのすれ違いが生まれるケースもあります。
成人期には、就職に伴い社会的な慣習になじむのが難しかったり、臨機応変に対応することや、仕事の全体像を把握して物事の優先順位をつけることが難しく感じることがあります。
注意欠陥性多動障害(ADHD)
注意欠陥性多動障害(ADHD)についてご紹介していきます。
ADHDでは、「多動・衝動・不注意」といった3つの要素を持つことが特徴となります。
その中でもよく見られるのが、
- 落ち着きがない
- じっとしていられない
- 癇癪(かんしゃく)が強い
- 気が散りやすい
- 集中力が続かない
- 忘れ物が多い
- 期限や締め切りなどに間に合わない
- 片付けが苦手
- 物事を順序立てて行うのが苦手
- 途中で止まっている作業が多い
などのものです。
幼少期に落ち着きのない子はたくさんいるため、なかなか気づかれないことが多いです。
成人して仕事に就いてからは、ケアレスミスが目立ったり約束の時間を守れないことなどがあったり、社会生活の中でのトラブルを抱えるケースもあります。
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◇落ち着きがない子(ADHD)について
学習障害(LD)
学習障害(LD)についてご紹介していきます。
小学生になると教科書を使っての学習が始まるため、その頃に気付かれることが多いです。
LDの主な特徴としては、
- 計算が苦手
- 数字の概念の理解が難しい
- 誤字や脱字が目立つ
- 文字を読むのに時間がかかる
- 読んでいる文章を理解しづらい
- 言葉が遅かった
- 手先が不器用
などがあります。
学校教育の中での勉強に苦労したりすることをはじめ、成人して仕事に就いてからもマニュアルを覚えたり、聞いている内容をメモするなどが難しく感じる場合もあります。
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◇学習障害(LD)について
発達障害の原因
発達障害を引き起こす原因やメカニズムは、残念ながら今のところ解明されていません。
一般的には、脳の一部に機能障害があるなど、先天的な影響によって起きていると考えられています。
その他、感染症によるものや遺伝子に関わるものが提唱されています。
病院での診断・治療について
病院における発達障害の診断・治療についてお伝えしていきます。
発達障害についてはまだ解明されていない部分が多いため、診断の仕方にも明確な基準は設けられていません。
世界保健機関(WHO)の「ICD-10」(『国際疾病分類』第10版)やアメリカ精神医学会の精神疾患の診断・統計マニュアル「DSM-5」などを参考に判断されるようです。
その他、知能や認知・脳波の状態などのチェック、面談などをおこなった上で総合的に判断されます。
治療については、それぞれの特性に合わせて療育をおこなったり、状態によって脳内のドーパミンやノルアドレナリンなどの神経伝達物質に関わる薬が使われます。
また、それらの病院での治療に加えて、生活が円滑に送れるように家族など周囲の人たちによるサポートも重要視されています。
発達以外の要素も関連
発達障害が疑われる際の様々な症状には、先天的な要素以外のものも関連すると考えられます。
そして、発達障害の子供と向き合う際に大切なことは 全てを発達の問題で片付けない ということ。
すぐに感情を爆発させる、集中力が続かないなど、衝動的に動いているように見えたとしても、実は単純に身体が疲れているからそうなってしまうこともあるということです。
連勤が続いたり、何か大事な予定を控えていたり、ナーバスな状態だったりetc…
身体の疲れや心理状態によって自分の振る舞いが変わる、そんな経験は皆さんにもありますよね?
身体が緊張したり疲れていたりすると、普段ならスルーできる場面でも感情が表に出ることはあったりします。
それと同じで、
「自閉症の子だから…」
「ADHDだから仕方ない」
と決めつけず、それ以外の捉え方もあって良いと思います。
身体の不具合から落ち着きのなさが起こることもある、ということも整体的観点での一つの捉え方です。
また、実際にお子さんの施術をしていると、首・肩周りがガチガチに緊張しているケースがあります。
そうです。
大人と対して変わらないような身体の緊張や負担を抱えている子がいるのです。
そうやって整体施術を受けることで次第に表情も柔らかくなったり、落ち着いてコミュニケーションを取れるようになった子を私は何人も見てきました。
ちなみに私もADHDの傾向が
自己紹介にもチラッと記載していますが、幼い頃からとにかくウロチョロ動き回る落ち着きのない子でした。
生い立ち年表はこちら→◇スタッフ紹介ページ
自己紹介動画はこちら→◇乾先生ってどんな人?
小学校の授業でじっと座っているのもかなり苦痛でしたし、急に気分が変わって他のことをしたくなったり、人の話を聞いていないともよく言われていました。
「多動・衝動・不注意」が3拍子揃っていたようです。
そのせいか、なんとなーく生き辛さを感じながら、大人になってこの仕事に就いて勉強していたところADHDの存在を知りました。
病院を受診したこともありましたが、医師いわくかなり軽度で問題はないレベルとのこと。
診断基準が確立されていないので何とも言えませんが、私のようにいわゆるグレーゾーンにいる方は世の中にたくさんいらっしゃるのでしょう。
ドーパミンやノルアドレナリンが関わるということから、自分で調べて運動療法を取り入れたり色々と試しているうちに自分なりにストレスの少ない過ごし方が掴めていきました。
プロ野球選手のイチローなど、才能のある人たちにもこのような発達に関する個性があるのは有名な話です。
施術家として私が大切にしていることは、あなたに合った生活スタイルや健康の管理方法を提案できるかどうか、またそれを整体でサポートできるかどうかということ。
発達障害にそれぞれ種類はあれど、同じように悩んだ経験を持つ立場から、あなたやお子さんのお役に立てるのではないかと思っています。
よくあるご質問(発達障害編)
お子さんの発達障害に悩まれる親御さんからよくいただくご質問にお答えしていきます。
整体でよくなるの?
整体によって発達をサポートすることは十分に可能です。
なぜなら、発達するうえでは脳と身体のあいだの神経伝達が重要なポイントとなるからです。
また、その神経伝達の調節は整体が得意とするアプローチのひとつでもあります。
もしも発達障害の原因が、現在提唱されている先天的な脳の機能障害なのであれば、その全てを改善することは難しいのかもしれません。
しかし、分娩の際に受けた衝撃や育つ過程で起きた身体の問題も、正しく発達していく上では大きな問題となります。
大人が整体を受けるのと同じように、子供も身体の問題を整体でアプローチすることで、子供の発達に対して働きかけることができるのです。
子供も整体を受けて良いの?
子供も整体は受けられます。
というか、絶対に受けておいた方が良いです。
なぜなら、大人と同じように子供の身体にも歪みや硬さのような問題は起きてきますし、それを幼い時から整えておいた方が後から対処し始めるよりもかなり効率的だからです。
幼い時から取り組むことで、健康に費やす時間もお金もトータルで見た時にコスパは全然違います。
何より、潜在的な身体の不調や問題がクリアになっている状態で成長できる、その価値は計り知れません。
当院では、大人も子供も寝てしまうぐらいの優しい刺激での施術をおこない、安心・安全に受けられる整体をご提供しています。
特に小児やマタニティ、産後の治療については繊細な技術を要するため、私も毎年技術の勉強を続けています。
また、幼い子供をもつ1人の父親としても、少しでもあなたのお子さんにとってプラスになるものをお届けできるように心がけています。
定期的に幼い息子の整体もしていますが、気持ちが良いのか見ての通りこの笑顔(笑)
INUIが出会った子たちの共通点
私が発達のお悩みを抱える子たちの整体をしていて感じる共通点をご紹介します。(あくまで私見です。)
①触れられることが苦手
特に自閉症スペクトラム障害の子に多いですが、神経が過敏な状態であるということです。
神経の過敏さは発達障害ではない人にもよく起こることで、身体の状態に依存してその過敏さが出てきたりします。
当院の整体では、神経の過敏さに対してもアプローチすることができます。
②頭部や肩、首が硬い
頭や首・肩周りが硬くなっている子が多いと感じます。
これは緊張しやすかったり、構造的に何らかの歪みを抱えているケースなど、様々な要素によって起こってきます。
子供であっても「コリや張り」は起こるものなのです。
③呼吸の問題を抱えている
呼吸の浅さや呼吸時の身体の動きなど、呼吸に関する問題を抱える子が多いと感じています。
呼吸自体が悪いというよりは、身体の問題によって一時的にそのような呼吸のパターンになっているといった解釈ですが、この呼吸の問題に対しても整体でアプローチすることで状態は変わってきます。
当院の発達障害の小児整体
当院での発達障害の小児整体についてご説明します。
大人も子供も、私が触れているのは大切な一つの命だと考えています。
大切なお子さんの命をお預かりするという気持ちを持って施術にあたります。
①構造面の調整
子供も身体が歪んだり緊張したりするため、小児整体では構造面の調整をおこなっていきます。
身体には、血管や神経などたくさんの組織が通っていますが、身体の構造面に問題があればそれらが正常に機能しない状態になってしまいます。
当院では、子供でも受けられる優しい刺激でそのあたりの構造面を整えていきます。
②神経伝達を整える
発達や身体の動きについては、脳との神経伝達のバランスが特に重要になってきます。
先ほどの身体の構造面ももちろんですが、神経に直接働きかけるような整体法があるため、それらを用いてお子さんの神経伝達を促進していきます。
③体液循環の促進
子供の身体を整えていく上で体液循環は重要なポイントのひとつです。
なぜなら、発生学的には人間の身体の細胞は水(体液)からスタートしているからです。
また、上記の神経伝達をよくするためにも体液循環も大切となります。
神経伝達はいわゆる電気信号によっておこなわれているため、その信号を効率よく伝えるためには媒介してくれる体液が必要となります。
血液はもちろんのこと、リンパ液や脳脊髄液といった体液全般に対して整体で働きかけていきます。
小児整体を受けられた方のお声
当院で小児整体を受けられた方の声をご紹介します。
お悩みの症状:落ち着きがない、気分のムラが激しい
【ご感想(お母様代筆)】
乾先生のホームページで初めて小児整体の存在を知りました。
6歳の娘は落ち着きがないなどの発達上の不安もあり、先生に相談させていただいてスタートしてみることに。
診てもらうと頭から首にかけて筋肉がとても硬く、ストレスが溜まっているのかもと指摘を受け、驚いたのを覚えています。
元気すぎてパワフルすぎると思っていた娘も、いろいろな変化に精一杯で疲れていたのかと思いました。
通い始めて5〜6回で落ち着いて施術も受けられるようになり、気づけば幼稚園での落ち着きのなさやトラブルも聞かなくなったり、集団行動もしっかり取れるようになりました。
また、就寝時も今までは1時間ほどかかっていたのが、寝付きが良くなり、今では10分ほどで眠れるようになっておりとても感謝しています。
子供の発達に関しては、本人の成長や慣れ、様々な環境整備も必要ですが、施術を受けてからは身体が楽そうで嬉しいです。
これからもよろしくお願いします。
※個人の症例です。全ての方に効果を保証するものではありません。
お悩み:後頭部の形の歪み、発語の遅れ、足の爪の変形(3歳6ヶ月)
※個人の症例です。全ての方に効果を保証するものではありません。
お悩み:頭の歪み、チック症、せき・目やに(3歳2ヶ月)
※個人の症例です。全ての方に効果を保証するものではありません。
産後の整体を受けられた女性が、ご自身の身体の変化についてお話しして下さいました。
こちらの動画の後半で、小児整体を受けてお子さんの癇癪(かんしゃく)がよくなったとご感想もいただきました。
※個人の感想です。全ての方に効果を保証するものではありません。
まとめ
発達障害の小児整体についてまとめていきます。
- 発達障害は主に3つの種類に分けられる
- 脳や神経伝達などが関連すると考えられている
- 身体の問題を取り除くことで神経伝達は良くなる
- 当院の整体では構造・神経・体液を統合していく
- 発達の観点からも子供の頃から整体は受けた方が良い
発達のお悩みを抱えている方は、世の中にたくさんいらっしゃるかと思います。
病院の治療でできること、家族でサポートできること、様々な選択肢の中から小児整体というサポートもあるということをぜひ知っていただければと思います。
もちろん、ご相談だけでもOKです。
まずは大切なお子さんのために一歩踏み出してみてください。
*ご予約はこちら→〈予約・お問い合わせページ〉
【記事作成者 整体サロンINUI(新大阪・西中島南方)】
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