院長ブログ

整体院開業までのストーリー

こんにちは。新大阪・西中島南方エリアの整体院、整体サロンINUI代表の乾です。

今回の記事では、私が独立して整体院を開業するまでのストーリーをお話していきたいと思います。

なぜ開業したのか?

私が独立して整体院を開業した大きな理由、それは

“自分の思う良い施術”で多くの人を喜ばせたいと思ったから。

シンプルにたったそれだけです。

正直に話します。

この業界に入ってすぐの頃は、人を喜ばせるとか世の中の役に立つとか、正直そんなことを真剣に考えているような若者ではありませんでした。

この仕事でご飯が食べていけたらそれで良い、ぐらいに思っていました。

しかし、色々と経験していく中で「そういうこっちゃない」ということに気付いたのです。

それまでの経緯

高校卒業後、18歳でこの世界に飛び込み、体力勝負で20代を過ごして来ました。

町の整骨院での保険診療で運動器疾患の施術を行なったこともあれば、バリバリの東洋医学系の鍼灸院で婦人科系の症状の鍼灸治療をしたこともあるし、リラクゼーションサロンでのマッサージ、自費の整体院で妊産婦の方々を中心に小児の発達の問題などにも取り組む施術を行なったこともありました。

1回数百円の保険診療から1万円以上の自費施術のお店まで、様々な業態での経験を積みましたし、それなりに認められ結果も出していたのですが、いまいち施術家としての自信が持てずに果たして何が治療の正解なのか?

それが分からずにモヤモヤとした20代を過ごしていました。

リアルしくじり先生

自分の施術家人生を振り返ると、失敗の数だけは負けない自信があります。

接客対応が悪かったせいでお客様に電話で1時間近くお説教をいただいたり、相手が求めているものを提供できずに施術の途中で帰られてしまうこと、辛い症状で駆け込んでこられた患者さんを改善できずに営業終了後に1人で崩れ落ちて泣いた日も。

中には、受付テーブルにお金を叩きつけ「あんたやなくて、院長先生にしてもらいたかったわ」と吐き捨てられるような日もありました。

今思えば全部自分の実力不足だったのですが、「もしかして向いてないんじゃ?」そんな言葉が頭をよぎる瞬間もありました。

今のままで本当に良いのか?

開業を視野に入れ、前職の分院長として日々の仕事に取り組んでいく中で、

「このまま開業して、本当に良いものを自信をもって提供できるのか?」

そんな気持ちが膨らんでいました。

多業態での経験を積めたこと、若くして分院長を任されたり、スタッフ育成・経営面の管理など、一般的な施術家の経歴としては劣るものは特に感じなくても良さそうな恵まれた環境にありました。

でも何かが足りない

自らの施術家としてのレベルを客観的に見た時に、まだまだ足りていないもの、、、

どんな症状にでも対応できる技術力。

それしかないと感じました。

お笑い芸人であれば面白さ、ミュージシャンであれば楽曲やライブパフォーマンス、業種はどうあれ人を喜ばせることは全ての仕事に共通していること。

私たち治療家に求められているのは、人をよくして喜んでもらえる技術力だと改めて感じました。

別に技術面以外はどうでも良いと思っているのではなく、接客応対、人間力、細かな気配り、行き届いた清掃や衛生管理はもちろんのこと、私たち施術家が提供できる1番の商品である治療技術が必要であるということです。

困っている方が目の前にいた時に、根拠のない自信ではなく確固たる自信が必要だ、と。

その後は、そんなイメージやアンテナを張り巡らせながらの生活が続きました。

すると、意外にもそのチャンスは早く訪れました。

転機〜師匠との出会い〜

そんな折に、1人の施術家の先生の治療の勉強会に参加しました。

それを主催していたのが今の師匠でした。

触れられた瞬間に「この人だ!」そんなビビッとくるような感覚が訪れ、すぐに教えを請うこととなりました。

師匠からまず最初に教わったことは治療の”原理原則”。

  • 人に触れるということ
  • 身体の組織や仕組み
  • 感覚の磨き方

治療に必要な原理原則を徹底的に学びました。

お風呂に入っている時も、電車に乗っている時も、寝る直前も起きた直後も、日常の時間の多くをその感覚や技術の投資にあて、必死に食らいついていく日々が続き、ようやく技術がモノになりかけた時には以前の感じていたような不安はなくなっていました。

今度は、この迷いのない自分の手で人をよくしていく自信が湧いてきました。

開業日

周りの方々に支えられながら、ようやくオープンの日を迎えました。

実際に自分でやってみないと分からないことだらけで、助けてくださった人たちには感謝しかありません。

現在の自粛ムードの影響もあり、”免疫”という言葉が大きなキーワードになっています。

整体は筋肉や関節を整えるだけではありません。

的確に組織にアプローチすることで、免疫機能そのものを向上させることも可能です。

1人でも多くの方の健康をお守りできるよう、整体サロンINUIは常に準備をしています。

これからたくさんの方々のお役に立てるようにまずは知ってもらうところから順番に取り組んでいきます。

町の小さな整体院ではありますが、本当に良い治療を提供できるよう日々進化していきます。

どうぞ宜しくお願いいたします。

整体サロンINUI代表 乾 裕樹

【記事作成者 整体サロンINUI(新大阪・西中島南方)】

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乾 裕樹

乾 裕樹

大阪府出身 1990年9月11日生まれ 血液型 A型 明治東洋医学院専門学校 鍼灸学科卒業 取得国家資格 はり師・きゅう師 一般社団法人 日本統合手技協会 理事 一般社団法人 日本統合手技協会 公認インストラクター 京都府立医科大学 解剖実習修了  (施術家としての経歴) 高校卒業後、18歳で施術家の道へ。 午前は鍼灸の専門学生として学び、午後は地元の鍼灸整骨院で夜遅くまで勤務。 主に運動器疾患やスポーツ障害についての理論や施術方法を習得する。 ↓ 専門学校卒業後は不妊症を専門とする鍼灸院にて修行。 婦人科疾患や逆子の施術、小児はり、自律神経失調症の方々へのアプローチ、東洋医学的な診察方法について学ぶ。 お客様への接遇や仕事に対する姿勢など、社会人としての基礎を教えて頂く。 ↓ 内臓へのアプローチを専門とする整体サロンにて修行。 肩こりや腰痛などをはじめとする身体の痛みと、内臓の問題が関連することを学ぶ。 それと同時に、筋肉を揉んだりほぐすだけでは根本的には良くならないことを知る。 ↓ 妊産婦のお悩みを専門に扱う整体サロンにて修業。 産後骨盤矯正やマタニティ整体を通して、産後ママや妊婦の身体の状態について学ぶ。 その他、発達の遅れやチックなどの小児整体、美容鍼・小顔矯正のテクニックを習得。 26歳で同サロンの分院長に就任。 約4年にわたり代表セラピストとして全ての施術メニューを担当し、所属スタッフの技術指導・育成に携わる。 ↓ これまでの技術・経験だけでは改善できない症状に数多く巡り合い、施術家としての頭打ちを感じる。 そんな折、現在の師匠である松本恒平と出会う。 多くの施術家が見落としている原理原則、触診、国際基準の療術について学び、これまで習得した技術や知識のバラバラだった”点”が”線”で繋がる。 それをきっかけに、辛い症状と闘う人たちの力になれることを確信し地元である新大阪・南方エリアにて開業。

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