こんにちは。新大阪・西中島南方エリアの整体院、整体サロンINUI 代表の乾です。
私は18歳で整体業界に入ってから12年以上、子供の腹痛をはじめとする小児整体の施術現場に携わってきました。
今回の記事では、小児整体を扱う整体師である私の経験をもとに、子供の腹痛の原因や当院での小児整体についてお話ししていきたいと思います。
子供の腹痛について
子供の腹痛について、よく親御さんがおっしゃる症状をご紹介していきます。
一例としては、
- いつも便秘しがち
- お腹が弱く、下痢することが多い
- 排便のサイクルが規則的ではない
- 緊張するとすぐにお腹が痛くなってくる
- 偏食ぎみなのが気になる
などが挙げられます。
実際、お子さんの胃腸関連の症状でお悩みの親御さんは結構多いです。
子供の腹痛やお腹の弱さは、日常の習慣や身体の問題が原因で起こっている可能性が高いです。
子供の体質や生活習慣の改善、小児整体でのケアによってお腹の弱さを改善は十分見込めます。
子供の腹痛の原因
子供のお腹の症状の原因には、いくつか考えられる原因があります。
主なものとしては、
- 食あたり
- 風邪などの予兆
- 便秘・下痢によるもの
- 緊張しやすい、ストレス
- 過敏性腸症候群
などがあります。
腸内の炎症によって胃腸症状が起こるケースもあれば、胃腸を栄養している神経系のトラブルによって不調をきたすケースまで、子供の腹痛の原因は様々です。
食あたりが原因の腹痛は、なかなか回避するのは難しいと思います。
しかし、風邪・便秘・下痢・過敏性腸症候群など、主に自律神経が関連して起こるものについては、身体の状態を整えることで予防することは十分可能であると考えます。
お子さんの腹痛・お腹の弱さの原因が何なのか、見極めた上でのケアが改善のポイントとなります。
病院での治療
病院における、子供の腹痛の治療について解説していきます。
問診、触診、レントゲン検査、CT検査、超音波検査などを用いて状態をチェックしていきます。
状態に合わせて、
- 浣腸
- 抗生剤の投与
- 水分を摂って安静
などが選択されるケースがあります。
その他、腹痛を起こす別の疾患との除外・鑑別をして、症状に合わせた処置が行われます。
何かの病気であった場合、市販薬を自己判断で使用するのは逆効果になるケースがあります。
一度医師に相談した上で、判断をするようにしてください。
注意が必要な腹痛
以下のような症状を引き起こしている場合は、すぐに病院を受診しましょう。
- 下痢と嘔吐を繰り返す
- どんどん痛みが増している
- 発熱を伴っている
- 呼吸が苦しそう
- 便に血が混じっている
- 水分も摂れない状態
- お腹に強い張りがある
これらに該当する場合は、病院での治療が必要なケースがあります。
すぐに小児科、救急病院などに連絡をしてみましょう。
東洋医学でみる腹痛について
東洋医学の観点から、子供の腹痛について解説していきたいと思います。
東洋医学では、身体の様々な情報をもとに体質を判断していき、体質に見合った処方を行うことで健康に導いていきます。
今回の腹痛や胃腸症状について、東洋医学的に関連が深い臓器には「脾(ひ)」「腎(じん)」が挙げられます。
体質別にそれぞれ解説していきましょう。
脾虚体質の腹痛
脾虚体質の腹痛についてご説明していきます。
東洋医学では、脾には胃を統括する働きがあると考えられており、消化・吸収などをサポートします。
それぞれの関係性としては、胃がフライパンなどの調理器具だとしたら、脾はそれを扱うコックさんのようなイメージです。
道具があって、それを使いこなす人がいて、互いの働きによって身体はうまく機能するのです。
脾虚体質の子の特徴としては、以下のものが挙げられます。
- ご飯をあまり食べない
- 身体が細い
- 発疹が出やすい
- 湿気に弱い
- 夏バテしやすい
- すぐに手足がだるくなる
- 午後から調子が悪くなりやすい
- 暴飲暴食ですぐに悪化する
- 発熱しやすい
- 肌が黄色っぽい
- 口周りにできものが出やすい
- 鼻が赤い
これらに当てはまる項目がある場合、脾の弱りが考えられます。
脾虚タイプの子は お腹ゴロゴロちゃんタイプ であるため、胃腸症状を特に訴えやすい体質であることが特徴です。
腎虚体質の腹痛
腎虚体質の腹痛についてご説明していきます。
東洋医学では、腎は身体の元気の源であるエネルギーを貯蔵する働きがあると言われています。
体質的に腎が弱い子は、そもそものエネルギー量が少ない、身体を温める作用がうまく働かない、などの理由でお腹を冷やしてしまう傾向があります。
その冷えによって胃腸がうまく働かず、便秘・下痢をしやすかったり、腹痛を訴えるケースがあるのです。
逆に、腹痛のない下痢をすることもあり、腎タイプであるかどうかの判断材料にもなります。
腎虚体質の子の特徴としては、以下のものが挙げられます。
- 痩せている
- 耳が小さい
- 偏食傾向がある
- 夜尿症
- 驚きやすい
- 冬に体調を崩す
- 甘いものの食べ過ぎ
- 身体が小さく、虚弱
- 汗をかきやすい
- 声が小さく力がない
- 目の周りや皮膚が黒っぽい
上記に当てはまる項目があれば、腎虚タイプの子である可能性があります。
腎虚タイプの子は ヨワヨワちゃんタイプ であるため、虚弱体質であるケースが多いです。
体質別の腹痛ケアについて
上記でご紹介した体質別に、ツボを使った子供の腹痛ケアの仕方をご紹介していきます。
脾虚体質の子へのケア
脾虚体質の子へのケアについてご紹介します。
手や足のツボを使ったマッサージが効果的です。
手と足には、それぞれ大稜(だいりょう)と太白(たいはく)と言って、胃腸の虚熱(←悪さをする余分な熱のこと)に効くツボがあります。
大陵は、手の平側にある手首の線上、ど真ん中にツボをとります。
太白は、母趾の付け根にある骨のふくらみから、ややかかと側にずらした位置にツボがあります。
このあたりを、痛みを感じない程度に優しくマッサージしてあげましょう。
温まってきたり、何となくほぐれるような感じがあればOKです。
長時間やればよく効くというものではありませんので、両方の手足4箇所で全行程を5分以内くらいでおさまるようにようにケアしてあげてください。
その際の注意点としては、遊びの一環として行うような感覚で行うことです。
あまり揉んでる方ばかりに集中して行うのではなく、「これ気持ちいい?」などの声かけをしたりして、コミュニケーションを忘れずリラックスして行いましょう。
嫌がっている場合は無理に行わずに中止してください。
腎虚体質の子へのケア
腎虚体質の子へのケアについてご紹介します。
脾虚体質と同様、ツボを使ったマッサージが効果的です。
腎虚タイプの子には、尺沢(しゃくたく)と復溜(ふくりゅう)のツボを使います。
尺沢は、肘を曲げた時にできる線上の、ど真ん中よりやや外側にとります。
復溜は、内くるぶしのから指3本分上がったところ、アキレス腱のやや前方にとります。
このあたりを、痛みを感じない程度に優しくマッサージしてあげましょう。
温まってきたり、何となくほぐれるような感じがあればOKです。
長時間やればよく効くというものではありませんので、両方の手足4箇所で全行程を5分以内くらいでおさまるようにようにケアしてあげてください。
その際の注意点としては、遊びの一環として行うような感覚で行うことです。
あまり揉んでる方ばかりに集中して行うのではなく、「これ気持ちいい?」などの声かけをしたりして、コミュニケーションを忘れずリラックスして行いましょう。
嫌がっている場合は無理に行わずに中止してください。
子供も整体を受けて良いの?
子供も整体は受けられます。というか、絶対に受けておいた方が良いです。
なぜなら、大人と同じように子供の身体にも歪みや硬さのような問題は起きてきますし、それを幼い時から整えておいた方が大人になってから対処し始めるよりもかなり効率的だからです。
幼い時から取り組むことで、健康に費やす時間もお金もトータルで見た時にコスパは全然違います。
何より、潜在的な身体の不調や問題がクリアになっている状態で生活できる、その価値は計り知れません。
当サロンでは大人も子供も寝てしまうぐらいの優しい刺激での施術を行い、安心・安全に受けられる整体をご提供しています。
特に小児やマタニティ、産後の治療については繊細な技術を要するため、私も毎年技術の勉強を続けています。
また、幼い子供をもつ1人の父親としても、少しでもあなたのお子さんにとってプラスになるものをお届けできるように心がけています。
定期的に幼い息子の整体もしていますが、気持ちが良いのか見ての通りこの笑顔(笑)
当院における子供の腹痛の整体
当院での子供の腹痛の整体についてご紹介していきます。
座った姿勢でも寝た姿勢でも、様々な姿勢での施術が可能です。
施術で主に行うことは
- 神経伝達のチェック
- 身体の歪みの状態把握
- 自律神経の調整
- リンパ循環へのアプローチ
などです。
各種検査で得られた情報をもとに、どこに問題が起きているのかをチェックしていき施術を行います。
触れているぐらいの優しい刺激の整体ですので、痛みを伴うことは一切ありません。
大切なお子さんの命です。
触れ方・刺激量・施術における禁忌など、小児整体を行う上で重要なことは熟知しておりますのでご安心ください。
整体などに対する不安をお持ちの方は、よくあるご質問ページにも小児整体の詳細が掲載されております。
ぜひ一度ご覧ください。→◇よくあるご質問ページ
まとめ
子供の腹痛についてまとめていきます。
- 子供の腹痛には体質が関連する
- 緊急性の高い腹痛は病院を受診
- 東洋医学では脾・腎の臓器が関わる
- 体質別のツボマッサージが効果的
- 子供の頃からケアを行うことが大切
子供の腹痛やお腹の弱さでお困りの方はたくさんいらっしゃいます。
症状で苦しむお子さん自身もかわいそうですが、それを心配する親御さんにも少なからず負担がかかります。
幼少期から体質と向き合い、その子に合わせたケアを行うことで、成長とともに強い身体を手に入れることは十分に可能だと考えます。
お悩みの方は一度ご相談ただければと思います。
*ご予約はこちら→〈予約・お問い合わせページ〉
【記事作成者 整体サロンINUI(新大阪・西中島南方)】
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