大阪府出身
1990年9月11日生まれ
血液型 A型
明治東洋医学院専門学校 鍼灸学科卒業
取得国家資格 はり師・きゅう師
一般社団法人 日本統合手技協会 理事
一般社団法人 日本統合手技協会 公認インストラクター
京都府立医科大学 解剖実習修了
国家資格 はり師
国家資格 きゅう師
癒楽心体療法
治療家を志したきっかけ
私が治療家を志したのは、高校時代のある経験がきっかけでした。
私は男子ソフトボール部に所属しており、大阪代表の選抜メンバーとして国体にも出場させていただきました。そして何より、キャプテンを務める自身のチームを引っ張っていくため、日々練習に明け暮れていました。
そんなある日、急に膝の痛みに見舞われて思うように練習ができなくなってしまいました。
具体的には、守備でしゃがむ際の膝の曲げ伸ばしや、バットを振る際に踏ん張る瞬間が特に痛く、練習しようにもすぐに限界を迎えるような状態…。
今まで身体の痛みやケガに悩まされた経験がなかったため、思いっきりプレーできないことに対する歯がゆさとキャプテンとして練習を休む訳にはいかないという焦燥感で頭を抱えていました。
そんな時に、自分の祖母が通っていた近所の治療院を紹介してもらい、膝を診てもらうことになりました。
しばらく治療に通っていると、なんとあれだけ痛くて使えなかった膝が全然痛くなくなってしまったのです。
最初は恐る恐る動かしていましたが、すぐに以前のように思いっきりプレーに打ち込めるようになり、チームに迷惑をかけることなく現場に復帰することができるようになりました。
それからというものの、何か身体の不安があればすぐにその先生に相談するのが習慣となっていきました。
また、治療技術に対する感動はもちろんのこと、治療院における患者さんとのコミュニケーションの取り方や接遇に関しても、とても魅力的に感じたことを鮮明に覚えています。
そんな身近なお医者さん的な存在に憧れたことをきっかけに、「自分も痛みで困っている人の支えになりたい!」そのような想いが強くなっていきました。
そして、高校卒業後は迷わず鍼伮の専門学校に入学し、治療業界の門を叩き今に至ります。
開業までのストーリー
まず、私が独立開業した大きな理由は、「自分の思う良い施術」で一人でも多くの人を喜ばせたいと思ったからです。
正直に話しますが、この業界に入る前までの私は「人を喜ばせる」とか「世の中の役に立つ」とか、そんなことを真剣に考えているような若者ではありませんでした。
しかし、治療業界で修行を続けていく中で、治療家という仕事の価値や自分の存在意義について気付かされたのです。
【修業時代】
高校卒業後、18歳でこの世界に飛び込み、体力勝負で20代を過ごしてきました。
私が弟子入りした院はかなりの体育会系で、とにかく勤務時間や研修時間が長くついていくのにやっとの状態でした。
朝は専門学校での勉強→それが終われば職場へ直行→21時まで仕事→居残りで施術の練習→帰宅→深夜に就寝→学校というサイクル。
別の師匠に弟子入りした時は、月給3万円で正社員並に働いている時もありました。
家族からは「なんでそこまで身を粉にして働かなあかんの?」と心配されましたが、「今はお金よりも経験を積む時期」と確信していたので、若さをフル活用して修行に励んでいました。
今思えば、治療業界は芸事の世界と全く同じなので、落語家さんのような道を選んで本当に良かったと感謝しています。
【迷走期】
お陰様で少しずつ皆さんに認めていただき、26歳で分院長として経営やスタッフの育成を任せてもらえる立場になりました。
しかし、中には自分の施術では治らない患者様もいらっしゃり、「治療できてるつもりになっているのでは?」と感じるように。
そこから、いまいち治療家としての自信が持てず「果たして何が治療の正解なのか?」それが分からずにモヤモヤとした日々を過ごしていました。
【原点回帰】
そこで改めて気付かされたことは、治療家を志した時に抱いていた「どんな症状にでも対応できる技術力」が必要であるということ。
お笑い芸人であれば面白さ、ミュージシャンであれば楽曲やライブパフォーマンス、業種はどうあれ人を喜ばせることは全ての仕事に共通していること。
接客応対などはもちろんのこと、私たち治療家に求められているのは、本当に人をよくして喜んでもらえる技術力だと改めて感じました。
根拠のない自信ではなく確固たる自信が必要だ、と。
その後は、そんなイメージやアンテナを張り巡らせながらの生活が続きました。
すると、意外にもそのチャンスは早く訪れました。
【師匠との出会い】
そんな折に、1人の治療家の先生の勉強会に参加しました。そちらを主催していたのが今の師匠でした。
身体に触れられた瞬間に「この人だ!」そんなビビッとくるような直感が降りてきて、すぐに教えを請うことに…。
師匠からまず最初に教わったことは治療の”原理原則”。
- 命に触れるということ
- 身体の組織や仕組み
- 感覚や人間性の磨き方
治療に必要な原理原則を徹底的に学びました。
年間50日以上は勉強会に参加し、毎年200万円以上は技術投資に充ててきました。
お風呂に入っている時も、電車に乗っている時も、寝る直前も起きた直後も、日常の時間の多く
をその感覚や技術の投資にあて、必死に食らいついていく日々が続き、気付けば以前まで感じて
いたような不安はなくなっていました。
今度は、この迷いのない自分の手で多くの人を喜ばせるぞ!そんな自信が湧いてきました。
【独立開業へ】
周りの方々に支えられながら、2021年2月1日ついに自院の開業日を迎えました。
この業界に入ってからお世話になった師匠や同僚・患者様、支えてくれた家族には感謝の気持ちでいっぱいです。
当院でご提供している整体は、筋肉や関節を整えるだけのものではありません。
体液・内臓・神経・膜などの身体の全ての組織に対してアプローチすることで、病院では原因不明と言われたような症状を改善させることも可能であると考えます。
また、人間が本来持つ自然治癒力を最大限発揮させることができ、薬などに頼らずとも自分らしく楽しめる状態を手に入れていただけると確信しています。
1人でも多くの方の健康をお守りできるよう、整体サロンINUIは常に準備をしてお待ちいたしております。
町の小さな整体院ではありますが、本当に良い治療を提供できるよう日々進化していきます。
今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。
整体サロンINUI 院長 乾 裕樹